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2021年3月 3日 (水)

アフィリエイト広告について消費者庁が続けて出しました。

 本当に久しぶりのブログ更新で恐縮です。

 さて、一昨日(3月1日)と本日(3月3日)、消費者庁が、アフィリエイト広告に関して、消費者安全法に基づく注意喚起と景品表示法に基づく措置命令を行っています。それぞれ、別業者です。

 アフィリエイト広告とは、ある広告媒体のウェブサイト(ブログなどを含みます)に設置された広告によってウェブサイトの閲覧者が広告主の商品等を購入し、生じた利益に応じて広告媒体に客引きの成功報酬を与える形態の広告です。いろんなサイトの横などにバナー広告があって、クリックするとその商品のページに飛ぶものがよくありますが、ああいったものですね。


 まず、3月1日に消費者安全法に基づく注意喚起がなされたのは、株式会社Libeiroが販売する化粧品「エゴイプセビライズ」と、株式会社シズカニューヨークが販売する医薬部外品「シズカゲル」についてのもので、この商品のアフィリエイト広告を見て、通信販売の化粧品を購入した消費者から、「シミが消えるなどと表示されていたので信じて購入したが、表示されていたような効果はなかった。」 といった相談が、各地の消費生活センターなどに数多く寄せられている、というもので、消費者庁は、消費者安全法に基づいて、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表して、消費者に注意を呼びかけました。

→ 消費者庁公表資料

 次に、本日(3月3日)の景品表示法違反不当表示に対する措置命令は、株式会社T.Sコーポレーションに対して、同社の育毛剤「BUBKA ZERO ブブカゼロ」に係る表示について、優良誤認表示と認められたものです。

 → 消費者庁公表資料

 詳しい表示内容は消費者庁の上記公表資料を見ていただきたいですが、

a 「『有名大学がマウス実験で実証』 医療関係者も勧める『90% がフサフサになった育毛剤』がヤバイ!」

b 「【新常識!薄毛の原因は●●だった】世界的な科学誌が推奨の毛 髪再生法 有名医科大のマウス実験で実証済!試した90%以上が ボリューム復活!?」

などと、あたかも、本件商品を使用するだけで、商品に含まれる成分の作用により、短期間で、外見上視認できるまでに薄毛の状態が改善されるほどの発毛効果が得られるかのように示す表示をしていたというものです。

 当ブログでも何度か書いていると思いますが、景品表示法の措置命令の対象となる事業者は、当該商品等を供給する事業者であって、広告代理店や広告媒体などは対象事業者とならないのですが、アフィリエイト広告の内容を供給事業者が決定しているような場合は、その供給事業者を対象とする措置命令が出されることになります。

(参考)「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」(PDF)

 なお、2月17日に、公正取引委員会から、「デジタル・プラットフォーム事業者の取引慣行等に関する実態調査(デジタル広告分野)について(最終報告)」が公表されていますので、ご参考まで。

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