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2020年9月18日 (金)

「NMRパイプテクタ-」(日本システム企画)についての記事(週刊新潮)

 昨日発売の週刊新潮(2020年9月24日号)に、小さな記事ですが、「自治体が続々採用 防錆装置にインチキの声」という記事が載っていました。記事では、この防錆装置が日本システム企画「NMRパイプテクタ-」を指すことが明記されています。

 当ブログでも「パイプテクタ-」に関しては何度も取り上げてきましたので(少し,次にリンク貼っておきます。)、新潮のこの記事を読んでみました。

 → 「「「バッキンガム宮殿採用」装置にダメ出し続々」(論座の記事)」 (2019/10/5)

 → 「パイプテクター問題「田村淳の訊きたい放題!」で生討論」 (2019/11/29) 

 この新潮の記事では、日本システム企画は、パイプテクタ-を導水管に設置すると赤錆を防ぎ、赤錆も黒錆に変えることで寿命を10年以上延ばせるなどといった効果やこれまでの設置の実績をうたっているけれども、千葉県浦安市で、導入を巡って紛糾していることを紹介しています。

 そして、浦安市の市議のお一人は、浦安市パイプテクタ-を市民施設で2018年に既に試験導入しており、今度は、新たに競争入札なしに1700万円以上をかけて、2件目の導入を進めているが、科学的根拠に疑いの声が噴出している現状でもあって、憤慨している、ということのようです。たぶん、市議会でも取り上げるんでしょうね。こういった批判に対しての浦安市がどのように対応するのかが非常に注目されます。浦安市民の税金を使うわけですから、当然、市の責任問題とならないためにも批判に対抗できるような技術的な評価をきちんとしていかなければいけませんですね。

 また、続けて、この記事は、20年近く前から、研究者などからのインチキではないかという指摘が相次いでいるとしていて、天羽優子山形大学准教授のコメントとして、2001年に原理的にあり得ないと指摘したところ、日本システム企画は、東大宇宙研の先生も認めている理論だと抗議したため、その研究者の名前を聞いたが教えてくれなかった、結局、訴えると通知してきただけで、訴状は届いていない、とのことです。

 このような報道に対して、日本システム企画の反論も聞きたいところなのですが、記事によると、日本システム企画に聞いても「担当者から返事させる」と言ったきりで、期限までに回答はなかった模様です。浦安市はこういった企業の対応について、どう考えるのでしょうか。

 商品の技術の効果の真偽についての会社側からの反論が、批判者の発言などへの個人攻撃のような内容を自社サイトなどに掲載するばかりで、自社の技術が正しいものであることの科学的な説明を社会に向かって行わない、という同社のこれまでの一貫した態度は大変不思議としか言いようがないですね。

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