「刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典」(下村忠利弁護士)
今日は天気は良くはないですが、花見シーズン真っ盛りですね。大阪周辺でも各地の花見の名所は朝から賑わっているようです。
エープリルフールには特にネタもなく書きませんでしたので、今回が年度初めの記事になります。
さて、こんな本が4月11日付で出るようです(一部書店には既に置いてあるようですけども。)。まだ読んでいないのですが、売れ行きの出だしは良いように聞いています。私も購入予定です。
刑事弁護人として経験豊富な大阪の下村忠利弁護士が書かれていますので、内容的には信頼できると思います。
→ 「刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典」(現代人文社)

「弁護士経験40年の中で知った隠語や業界用語1300以上を集めてその使用例や意味を解説する。 」とのことですので、タイトルに「刑事弁護人のための」とはありますが、一般の民事事件などでも、当事者や関係者に暴力団関係の人がいたりして、その人の話を聞いたり、交渉したり、その人の書いた文章を読んだりということは、珍しくはありませんので、民事など他の分野の弁護士業務でも役立つだろうと思います。民事事件で、刑事記録中の調書などを読まないといけないこともありますしね。
また、マスコミ関係など、裏表を含めた社会事象を取材する人はもちろんのこと、裁判傍聴マニアの皆さんには必携でしょうし、その他の一般人でも話のネタ的に面白く読めるように思います。なお、ヤクザの新人研修用に売ったらどうですか、と言ったら、書店の人から、代金回収に懸念がある、と返されました。
上のリンクはAmazonですが、「刑事弁護人のために」とあっても一般書店でも扱っているのではないでしょうか。東京や大阪ならば、裁判所や弁護士会館などにある書店に行かれたほうが確実かもしれませんね(笑)
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