情報ネットワーク法学会第15回研究大会(11/28,29)の概要
先月初めに、当ブログでも既にご紹介しました情報ネットワーク法学会第15回研究大会ですが、一部を除いて内容も公表されました。
概要は下に貼り付けておきますが、想像以上に盛りだくさんですね。
やはり、身体が1つでは、参加する分科会をどうするか悩みます。参加申込方法など詳しくはリンク先をご覧ください。
町村泰貴教授もブログで案内されてました(町村先生は残念ながら、ご出席できないようですが。)。
→ Matimulog「inlaw:情報ネットワーク法学会は隣の芝生」
【研究大会概要】
開催日:2015年11月28日(土)、11月29日(日) 開催場所:北九州国際会議場 参加費用:学会員は無料、一般 1万円、学生 3千円 非学会員は、参加費を会場にて現金でお支払いください。 会金に充当することができます。 ~ 開催プログラム ~(予定)
11月28日(土)
●開場・受付(12:00-12:30) ●総会(12:30-12:50):1階メインホール
●開会挨拶(12:50-13:00):1階メインホール
手塚悟 理事長●2015 Louis D. Brandeis Privacy Awards受賞記念講演(13:00-14:30):1階メインホール
11月29日(日)
講師:堀部政男氏(特定個人情報保護委員会委員長、一橋大学名誉教授、本学会フェロー)
○休憩(14:30-14:40)
●基調講演(14:40-16:10):1階メインホール
講師:西本逸郎氏(株式会社ラック 執行役員最高技術責任者)
休憩(16:10-16:20)
●分科会1-3(16:20-17:50)
第1分科会:サイバーセキュリティ
主査:
菊池浩明(明治大学)
登壇者:
上原哲太郎(立命館大学)
西本逸郎 (株式会社ラック)
林紘一郎 (情報セキュリティ大学院大学)
第2分科会:マイナンバー
主査:
湯浅墾道(副理事長・情報セキュリティ大学院大学)
登壇者:
松元照仁(特定個人情報保護委員会事務局総務課長)
吉井和明(弁護士・弁護士法人向原・川上総合法律事務所)
第3分科会:グローバル社会と法情報
主査:藤本亮(名古屋大学)
登壇者:
現在調整中
●懇親会(18:00~)●個別報告(9:00-12:50)
詳細は後日ご案内いたします。
【個別報告A(情報公開・情報通信政策・法情報)】
発表題目: 「政府情報論」の試み:教育・研究の観点から
発表者: 古賀 崇(天理大学)
発表題目: Gated Internet への道:必然か後退か
発表者: 林 紘一郎(情報セキュリティ大学院大学)
発表題目: 法律はいかにしてシリコンバレーをつくったか
発表者: 城所岩生(国際大学)
発表題目: 高等教育機関における情報セキュリティ教育の現状と人材育成
発表者: 花田経子(岡崎女子大学)
発表題目: 民法起草時の参照情報を用いた比較法分析
発表者: 佐野智也(名古屋大学)
発表題目: FinTech(フィンテック)の概念と規制の枠組みに関する一考察について
発表者: 吉田智彦(総務省情報通信政策研究所)
発表題目: オープンソースソフトウェア開発におけるIT技術用語の法務知財担当への
理解を支援する活動について
発表者: 杉本 等(オープンソースライセンス研究所)
大堀健太郎(弁護士)
藤本 亮(名古屋大学)
発表題目: 通信の秘密の数奇な運命(国際的な側面)
発表者: 高橋郁夫(ITリサーチ・アート)
【個別報告B(個人情報保護(一般・国際)】
発表題目: 民間事業者に対する情報提供等記録の開示請求及び訂正請求に関する理論的問題
発表者: 板倉陽一郎(ひかり総合法律事務所)
発表題目: 我が国の個人情報保護法における個人情報概念に関する一考察
発表者: 山形京子(新潟大学)
発表題目: 弁護士照会と個人情報保護及び信書の秘密
発表者: 星野 豊(筑波大学)
発表題目: 個人情報保護法に残された綻び ? 続・「処理情報」再考
発表者: 高木浩光(産業総合研究所)・鈴木正朝(新潟大学)
発表題目: ドイツにおけるデータ保護団体訴訟法案の動向
発表者: 横田明美(千葉大学)
発表題目: 医療情報の利活用と個人情報保護
―ドイツのブレーメン州の病院データ保護法を参考にして―
発表者: 橋本聖美(広島大学)
発表題目: 国際連携情報共有プラットフォームにおけるデータ保護の法制度上の課題検討
発表者: 加藤尚徳・高崎晴夫・村上陽亮(KDDI総研)
発表題目: PII概念の整理と越境データ移転問題における情報プライバシー法制の検討
発表者: 高野恒雄(新潟大学)
【個別報告C(個人情報保護(地方自治体、その他)・匿名加工)】
発表題目: 被災者自立支援システムの意義と課題
発表者: 河村和徳(東北大学)
後藤浩幸(日本IBM)
発表題目: 都市防災と個人情報-総務省通知にみるマンション管理組合の自主防災組織化と災害対策基本法-
発表者: 岡本 正(弁護士)
発表題目: 「地方公共団体における電子計算機処理に係る個人情報の保護等に関する条例」
における「個人情報」「電子計算処理」の定義の比較検討
発表者: 山形都子(新潟大学)
発表題目: 番号制度の導入を踏まえた地方自治体の個人データの利用と保護対策のあり方
─世帯単位による個人データの利用実態に着目して─
発表者: 瀧口樹良(コミュニティ・クリエイション)
発表題目: 匿名加工情報における『特定の個人を識別することができない』容易照合性について
発表者: 藤村明子・間形文彦(NTT セキュアプラットフォーム研究所)
発表題目: 匿名加工情報の利活用へむけての議論
発表者: 中川裕志(東京大学)
発表題目: 匿名加工情報に関する一考察-モデリング手法による分析を通して-
発表者: 石田 茂(情報セキュリティ大学院大学)
発表題目: 死者のSNSアカウントのゆくえについての考察
発表者: 鳥海麻衣(情報セキュリティ大学院大学)
【個別報告D(知的財産・ロボット・ドローン・SNS・プロバイダ)】
発表題目: SNSの炎上に関する考察
発表者: 澤田詩織(情報セキュリティ大学院大学)
発表題目: 情報財に対する強制執行~営業秘密、著作物性のないデータベースを中心に
発表者: 小倉秀夫(弁護士・東京平河法律事務所)
発表題目: デジタル時代の著作権法と憲法をめぐる問題・序説:
著作権と表現の自由における議論を手がかりの一つとして
発表者: 酒井麻千子(東京大学)
発表題目: ビジュアル文化と法に関する一試論:日本法における映像の位置づけとその意義
発表者: 郭 薇(北海道大学)
発表題目: コミュニケーション・ロボットのアプリケーション開発・利用環境に関する考察
発表者: 工藤郁子(慶應義塾大学SFC研究所)
発表題目: ドローンに関する法的規制の現状と課題―各国との比較を中心に―
発表者: 寺田麻佑(国際基督教大学)
発表題目: TPPプロバイダ責任条項の課題
発表者: 丸橋 透(ニフティ株式会社)
発表題目: 近時の裁判例を踏まえた検索エンジン運営者に対する削除請求に関する考察
発表者: 田保雄三(弁護士・大阪和音法律事務所)
岡本仁志(弁護士・岡本仁志法律事務所)
木下 英(弁護士・大阪天満法律事務所)
金 啓彦(弁護士・弁護士法人マーキュリー・ジェネラル)●分科会4-6(14:00-15:30)
●分科会7-9(15:40-17:10)
各分科会の開催時間は後日お知らせいたします、
現在決まっている分科会の内容は以下のとおりです。
分科会:仮想通貨
主査: 山崎重一郎(近畿大学)
登壇者: 岡田仁志 (国立情報学研究所准教授)
高橋郁夫 (弁護士・駒澤綜合法律事務所)
分科会:インターネット選挙に向けた展望(インターネット投票分科会)
主査: 湯淺墾道(副理事長・情報セキュリティ大学院大学)
登壇者: 市ノ澤充 (パイプドビッツ)
河村和徳 (東北大学)
分科会:プロバイダ責任制限法関連
主査: 壇俊光(弁護士・北尻総合法律事務所)
登壇者: 現在調整中
分科会:児童ポルノ
主査: 深町晋也(立教大学)
登壇者: 奥村徹 (弁護士・奥村&田中法律事務所)
北村和弘(NTTコミュニケーションズ)
成原慧(東京大学)
分科会:個人情報保護・プライバシー関連
主査: 板倉陽一郎(弁護士・ひかり総合法律事務所)
登壇者: 現在調整中
分科会:通信の秘密(通信の最適化とGPS情報の提供)
主査: 湯淺墾道(副理事長・情報セキュリティ大学院大学)
登壇者: 現在調整中
« 不当な訴訟提起として慰謝料請求を認容した判決(長野地裁伊那支部・平27.10.28.) | トップページ | TPPによる著作権非親告罪化と二次創作 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「食べログ」東京地裁判決と公取委実態調査報告書(2022.06.16)
- スシロー「おとり広告」で措置命令(景表法)(2022.06.09)
- 「ピークパフォーマンス」(野上麻理著)のご紹介(2022.02.27)
- 「弁護士法72条違反で」とは(2021.10.18)
- メルカリなどフリマへの出品と違法行為(2021.10.13)
「学問・資格」カテゴリの記事
- 「消費者法ニュース」7月号・消費者法白書(2021.08.02)
- 「京都芸術大学」名称差止訴訟判決を引き続き考える。(2020.09.09)
- 「京都芸術大学」の名称の差止訴訟判決(請求棄却・不競法)(2020.09.07)
- 大阪公立大学の英語名称「University of Osaka」(2020.06.30)
- 「判例による不貞慰謝料請求の実務 最新判例編vol.1」(中里和伸弁護士著)(2020.05.19)
「法律」カテゴリの記事
- 「食べログ」東京地裁判決と公取委実態調査報告書(2022.06.16)
- ドライヤーの広告に関する差止訴訟(ダイソンvsパナソニック)(2022.06.12)
- スシロー「おとり広告」で措置命令(景表法)(2022.06.09)
- 台風被害によるマラソン大会の中止と参加費の返金(2022.05.13)
- 「クレベリン」(大幸薬品)措置命令まとめ(2022.05.05)
« 不当な訴訟提起として慰謝料請求を認容した判決(長野地裁伊那支部・平27.10.28.) | トップページ | TPPによる著作権非親告罪化と二次創作 »
コメント