マイナンバー法・個人情報保護法改正案審議再開の動き、と、消費者契約法改正中間とりまとめの説明会など
ブログ再開の8月4日の記事「マイナンバー法と個人情報保護法」に書いた、マイナンバー法、個人情報保護法の改正法案の審議が止まっていた件ですが、どうやら動き出しそうです。
新聞報道によれば、今回の紛糾の発端となった年金機構から個人情報流出問題に鑑みて、(改正法案と関係なく、既に)来年1月からと決まっていたマイナンバーと年金との連結、利用開始時期を先延ばしにすることで、改正法案の審議を8月27日に再開させる方向で、与野党間で決着がついたようですね。これで、個人情報保護法の改正も今国会にやっと実現することになります。
京都弁護士会では、9月9日にセミナー「マイナンバー制度と個人情報保護」を中小企業向け無料法律相談と合わせて開催されるようですね。この京都のイベントもそうなのですが、9月9日は全国各地の弁護士会で、「ひまわりほっと法律相談会-中小企業の法的課題を発見します!-」と題して、セミナーや無料法律相談を行うようです。
ちなみに、大阪弁護士会は、法律講演会「取引トラブルを防ぐ!リスク管理から見た契約書のポイント」と無料法律相談です。
また、これも先日の当ブログ記事「消費者契約法改正の動きと日経社説」(8/12)にて触れました消費者契約法改正に向けての中間とりまとめですが、これについて、ECネットワークさんのサイトで、消費者委員会担当者による事業者向け説明会(9/10・東京)が開催されることが公表されています。 → ネットショップ担当者フォーラム記事
なお、上記ブログ記事にも書きましたように、日本弁護士連合会では、8月27日に、この中間取りまとめを受けてのシンポジウムが開催されます。
→ シンポジウム「消費者のための“消費者契約法改正”に向けて-専門調査会「中間取りまとめ」とあるべき法改正を考える-
« 2015年消費者法白書(消費者法ニュース№104) | トップページ | 消費者契約法改正中間取りまとめと特定商取引法改正中間整理(消費者庁) »
「法律」カテゴリの記事
- 「食べログ」東京地裁判決と公取委実態調査報告書(2022.06.16)
- ドライヤーの広告に関する差止訴訟(ダイソンvsパナソニック)(2022.06.12)
- スシロー「おとり広告」で措置命令(景表法)(2022.06.09)
- 台風被害によるマラソン大会の中止と参加費の返金(2022.05.13)
- 「クレベリン」(大幸薬品)措置命令まとめ(2022.05.05)
« 2015年消費者法白書(消費者法ニュース№104) | トップページ | 消費者契約法改正中間取りまとめと特定商取引法改正中間整理(消費者庁) »
コメント