2015年消費者法白書(消費者法ニュース№104)
一昨日は、大阪梅田にて、中学卒業40周年記念の同期会がありました。お盆の最中のほうが地元に戻りやすい人も多いのでしょう、近くでも同じ中学の別の期の同期会が開催されていたようです。
先日「消費者法ニュース」№104(消費者法ニュース発行会議)が発行されました。
今号は、毎年恒例の「消費者法白書」が掲載されています。なので、全部で400頁近い分厚さになっていますね。この「消費者法白書」は消費者法ニュースが1994年7月刊の№20号の特集として発表されて以来、毎年刊行されており、公刊されていない判決や和解、被害者弁護団の活動などが掲載されており、消費者問題に関する裁判などの資料としては、これだけまとまったものはないかと思います。
特集を含め白書以外の部分の記事も大変充実しており、今号の特集は「割販法改正」「カジノ」となっています。詳しくは、上記のリンク先の目次をご覧下さい。
さて、白書もそれ以外の記事についても、執筆者は主に、消費者問題の各分野の最前線で活躍している学者、弁護士、司法書士、相談員などの現役の専門家ですので、報道されていないようなビビッドな動きを含めて、私たちの実務にも大変参考になります。
私も2007年~2009年の白書の「独占禁止法・景品表示法」分野の執筆を担当しており、その後は他の弁護士が担当していましたが、なぜか今年は私に再び担当が回ってきました。興味がおありのかたはお読みいただければ幸いです。
なお、今号の最後のほうに、先日亡くなられた平野鷹子弁護士の追悼記事も掲載されていますね。私自身、大学生の時からずっと大変お世話になった方です。本当に急逝が惜しまれます。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
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