消費者庁「消費者が実行すべきポイント~『ソーシャルゲーム』、『口コミサイト』、『サクラサイト』」および本の宣伝です。
新年度となりました。ブログ更新ができずで恐縮です。
本日、消費者庁が、「消費者が実行すべきポイント~「ソーシャルゲーム」、「口コミ(サイト)」、「サクラサイト」について~」という消費者向け啓発資料を公表しています。
→ PDFファイル
「近年、インターネットを活用した取引が増加して利便性が向上する一方、それに関連する様々な消費者トラブルも数多く発生しています。この度、消費者庁は、インターネットを活用した取引に関して、消費生活相談が比較的多い、又は社会的関心の高い分野である「ソーシャルゲーム」、「口コミ(サイト)」、「サクラサイト」の3つの分野について、平成24年に全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)に入力された相談の内容を分析しました。今般、その結果等を踏まえ、消費者の皆様が実行すべきポイントを各分野でまとめましたので、公表します。」 とのことです。各分野それぞれ5つずつのポイントを示しています。
これは、同時に公表された消費者庁の委託調査の報告書(公益財団法人日本生産性本部)に基づくもののようですね。こちらの報告書では、上の3つの分野の他に「決済(代行)」が含まれています。
→ 「インターネット取引に係る消費者トラブルの実態調査報告書」 (PDF)
で、上と関連して、ここからが宣伝ですが、ちょうど2年前に出ました「判例から学ぶ消費者法」(民事法研究会)の第2版が出ました。私は、第17章「情報化社会と消費者法」を執筆していますが、ここでも、上記のサクラサイト関係の判例を追加しています。
法学部生、ロースクール生はもちろん、消費者問題に携わる方にも役立つ本だと思いますので、よろしくお願いします。
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