情報ネットワーク法学会研究大会参加してきました(北海道大学)
先週末10月15日に北海道大学で開催された情報ネットワーク法学会第11回研究大会に参加してきました。この法学会には第1回から参加しており(もっとも毎年参加できているわけではありませんが)、いつも刺激を受けています。
今年はテーマが午前3つ午後2つに分かれての分科会方式で、聴きたい報告やパネルディスカッションが重なっていて、当然ながら全てを聴くわけには行かず残念でした。
午後の後半のパネルディスカッションは、「大震災とソーシャルメディア:その意義と課題」を選択しました。大震災後のソーシャルメディアの役割などについては、いろいろなところで語られてはいます。そういえば、先日、大阪弁護士会館で行われた電子商取引問題研究会などのシンポで津田大介氏もこのテーマの話をされていましたね(当ブログの9/9記事参照)。
今回は、下記の通り多彩なパネリストが、被災地の現場での実際の支援活動の体験も踏まえて、ソーシャルメディアの役割や課題、今後の在り方などについて、報告、議論がなされました。話は、災害発生後の支援活動時に個人情報保護法や著作権などによる諸規制をどのように考えるか、という今後の課題にまで及び、活発な討論がなされていました。
◎パネリスト
小林 啓倫氏 ((株)日立コンサルティング コンサルタント)
西條 剛央氏
(早稲田大学MBA専任講師、ふんばろう東日本支援プロジェクト代表)
谷脇 康彦氏 (総務省大臣官房企画課長)
藤代 裕之氏 (ジャーナリスト)
◎司 会 一戸 信哉氏(敬和学園大学人文学部准教授)
なお、大阪弁護士会の弁護士も数名参加しており、その内の壇俊光弁護士もブログに記事を書いています。壇さんも、上のパネルディスカッションに参加されていました。
【追記】(10/18)
大分の吉井正明弁護士のブログにも書かれていますね。2人でtsudaっていました(笑)
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