ファイル共有ソフトによる違法アップロード全国一斉摘発(著作権法)
今日から大学入試センター試験ですね。雪が心配な地方も多いようですが、受験生の皆さんが実力を発揮されることをお祈りいたします。
私の大学受験(昭和53年・1978年)は、現在のセンター試験の前身であった共通一次試験が実施される前年でしたので、国立大学に関しては古い試験制度の最後ということになります。ただ、共通一次の実施を次年度に控えていたため、その予行としての「テストのテスト」を受けた記憶があります。大規模なマークシート式の一斉採点システムの最初になりますね。
さて、昨日、全国23都道府県警がP2Pファイル共有ソフトによる違法アップロード(著作権法違反)を一斉摘発したことが報道されています。
報道によれば、前回の一斉摘発(平成21年11月)の実績を上回る18人が逮捕された(14日午後2時現在)、とされています。これについては、各社の報道の他、不正商品対策協議会(ACA)のサイトにも公表されています。各事件(一部)の詳細の一覧表も掲載されています。
→ ACAサイト「ファイル共有ソフトを使用した著作権法違反事件
集中一斉取締りの実施について」
ファイル共有ソフトというと「Winny」が有名ですが、今回摘発されたのは、「Share」というソフトが多いようです(上記の一覧表掲載分は全て「Share」)。ゲームやアニメ、映画、ビジネスソフトなどを、Shareを用いてアップロードしていたもので、これらについて、著作権法違反として、1月11日から14日までの間に、全国集中一斉取締りを実施して、50ヶ所を捜索して、上記の通り18人を逮捕したということです。
摘発を行った23都道府県警は、以下の通り。
北海道警、宮城県警、秋田県警、茨城県警、栃木県警、埼玉県警、千葉県警、警視庁、神奈川県警、富山県警、福井県警、山梨県警、愛知県警、京都府警、兵庫県警、島根県警、岡山県警、愛媛県警、高知県警、佐賀県警、宮崎県警、鹿児島県警、沖縄県警
関連リンク
→ ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)
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