グルーポンのおせち事件の続報
この間、正月休みだったと思っていたら、早くも1月が終わろうとしていますね。
サッカー・アジアカップ決勝は、昨夜遅くまで見ていました。なかなか点が入らず、逆に危ないシーンも多くてヒヤヒヤしましたが、結局、延長戦の末勝つことができて、良かったですね。私も素直に喜びたいと思います。日本代表チームの皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
ただ、優勝は素晴らしい結果ではありますが、今日辺りのテレビの報道はちょっと興奮しすぎではないか、とも思いました。世界的にはレベルが高いとはいえないアジア圏の大会であり、昔ならばいざしらず、日本は、今回を含めた直近20年間の6大会では、4回目の優勝という、アジアの中では横綱白鵬のような立場なのですから。
さて、この年末年始話題になっていたグルーポンのおせち事件ですが、この件に関しては、正月3日に取り上げました。
→ 「グルーポンのおせち事件」(1/3)
この記事にも、その後の追記事項をいくつか入れておきましたが、昨日付でグルーポンが事実調査の内容を公表していますので、ご紹介しておきます。
→ グルーポン「バードカフェ(横浜)「謹製おせち」に関するご報告」
これによれば、本件で問題となった、株式会社外食文化研究所の「バードカフェ」が提供する「謹製おせち」については、ネット上でも言われていたように、広告表示とはかなり違う食材が使われていたようですね。
たとえば、キャビアがその代用品であるランプフィッシュ、ニシンの昆布巻きがワカサギの昆布巻き、くわいのバルサミコ風味がたたき牛蒡、フランス産シャラン鴨のローストが国産合鴨のローストなどなどとなっていたようで、やはり、これは消費者を馬鹿にした商品提供であったと言わざるを得ません。
今回の発表では、詰められた料理の数量については言及されていませんが、このように品質が全く劣っていたり違うものが、数量も少なく入っていたというのであれば、料理を作る前、発送する前に何らかの対策をすべきであったことは誰が見ても明らかですね。
今回の発表には、二重価格表示の点も触れられていますが、そんなこと以前の基本的な問題であると思います。
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