電子タバコからニコチン検出の続報(消費者庁)
以前、当ブログで国民生活センターが、電子タバコからニコチンが検出されたことを公表したことを書きました。
→「電子タバコからニコチンが検出された(国民生活センター)」(8/19)
このときに消費者庁が厚生労働省に資料等を提出するよう協力依頼をしていたのですが、これを受けて12月9日付で厚生労働大臣から資料提供があったことを公表しています。
→ 消費者庁サイト公表資料(PDF)
これによれば、
- 国民生活センターが公表したカートリッジにニコチンを含有すると報告された「11銘柄」の電子タバコについて、霧化された蒸気にニコチンが含まれるかどうかを分析したところ、11 銘柄全てからニコチンが検出された。
- 薬理効果の期待できない程度の量で専ら着色、着香等の目的で使用されていること等が認められない限り、ニコチンを含有する電子タバコについて、これを販売等する行為は、無承認無許可医薬品等の販売等として薬事法に違反することが疑われる。
- 販売元等に対して、薬事法に抵触する製品の販売中止や回収等の指導を行っている。
とのことです。上記の銘柄の製品の販売は現在全て販売中止になっているということですが、消費者庁としては他の製品にもニコチンが含まれている可能性があるとして、消費者に注意喚起するなどしています。
« ブログ記事紹介「そろそろ、「広告」の次の言葉が必要かもしれない」(境治氏) | トップページ | 大晦日と今年最後の読書 »
「法律」カテゴリの記事
- 台風被害によるマラソン大会の中止と参加費の返金(2022.05.13)
- 「クレベリン」(大幸薬品)措置命令まとめ(2022.05.05)
- 不実証広告規制(景品表示法)を合憲とする最高裁判決(2022.03.09)
- 「判例による離婚原因の実務」中里和伸著(LABO)」(2022.01.08)
- 「弁護士法72条違反で」とは(2021.10.18)
« ブログ記事紹介「そろそろ、「広告」の次の言葉が必要かもしれない」(境治氏) | トップページ | 大晦日と今年最後の読書 »
コメント