初の景表法処分はファミマ「カリーチキン南蛮」(消費者庁)
景品表示法が公正取引委員会から消費者庁に移管されましたが、その移管後初めての措置命令が10日に出ていました。これまで公取委サイトの報道発表をチェックしてたのですが、消費者庁サイトに公表されたのを見落としていました。発表の形式も、公取委時代とちょっと変わりました。
記念すべき消費者庁の景表法措置命令の第1号は、コンビニのファミリーマートとなりましたね。
なお、新しい景品表示法パンフレット「だから安心!景品表示法」も掲載されましたですね。 → 〔前半部分〕・〔後半部分〕(PDF)
消費者庁は、11月10日、株式会社ファミリーマート(東京都豊島区)に対し、景品表示法4条1項1号(優良誤認)に違反するとして措置命令(別添参照)を行いました。
→ 消費者庁サイト報道発表(PDF)
【違反事実の概要】
対象商品 「カリーチキン南蛮」と称するおにぎり
表示期間 平成21年6月11日ころから同月16日ころまで
表示媒体 当該おにぎりの包装袋に貼付したシール(別紙)
表示内容 「国産鶏肉使用」と記載することにより、あたかも、当該おにぎ
りの原材料に我が国で肥育された鶏の肉を用いているかのように
示す表示
実 際 当該おにぎりの原材料にブラジル連邦共和国で肥育された鶏の肉
を用いていた。
【命令の概要】
ア 前記表示は、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すも
のである旨を公示すること。
イ 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
ウ 今後、同様の表示を行わないこと。
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