神奈川県教委個人情報流出事件に関連して逮捕(著作権法)
今日から3日間、近畿弁護士会連合会夏期研修で、朝から、潮見佳男教授による債権法改正試案についてのお話を聞いてきました。
さて、昨年起こった神奈川県立高校の生徒約11万人分の個人情報が日本IBMの業務委託先からインターネット上に流出した問題については、当ブログでも触れました。
→ 「神奈川県教委情報流出事件についての仮処分決定」(3/14)
この事件に関して、上記個人情報のうち、2千人分のファイルをファイル共有ソフト「シェア」によって流出させ、日本IBMの著作権を侵害したとして、警視庁が50歳の無職男性を著作権法違反で逮捕したと発表したということです。
朝日の報道によれば、容疑者は「ファイルの欠陥を指摘したのに無視されたのでやった。シェアで流すことが違法とは知らなかった」と主張しているようですね。
もともとは日本IBMの業務委託先の会社の社員のパソコンから流出したもので、この流出ファイルをネット上で取得した男性が、また「シェア」によって一部を故意に流出させた、ということなのでしょう。
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