防衛省(空自)発注の事務家具談合の疑いで立入検査(公取委)
梅雨入りしたというのに全然雨が降りませんね。夏の渇水が心配です。少なくとも、私のまわりでは、オタマジャクシも降ってきません。
さて、午後になってから各社が一斉に報じているところによれば、防衛省が発注した航空自衛隊の事務机やロッカーなどの家具の入札に関する談合の疑いで、公正取引委員会が、本日、イトーキ(大阪市)、コクヨファニチャー(大阪市)、内田洋行(東京都中央区)、ライオン事務器(東京都中野区)、プラス(東京都港区)、岡村製作所(横浜市)のメーカー6社と販売業者5社に立入検査を行ったとのこと。航空自衛隊の木更津基地、十条基地にも立ち入ったようです。
また、自衛隊のOBが各企業に就職しているらしく、自衛隊側の関与=官製談合の疑いもあるようです。なお、年間発注額は20~30億円。
【追記】(6/18)
防衛省の会見内容の報道によれば、この件は、防衛省の内部調査の結果、各社のシェアが固定しているなど不審点を把握して5月に公正取引委員会に通報したようですね。
先日のニッスイの冷凍コロッケ(ズワイガニ)もそうですが、こういった当事者の内部調査の結果を、きちんと公取委に連絡しているといった対応は、それなりに評価すべきかと思います。
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