Googleブック検索と著作権に関する和解の件(続きです)
先日、和解内容がよくわからないままに書いたGoogleのブック検索に関するアメリカでのクラスアクションの和解の件です。
→「Googleブック検索と著作権に関する米国での和解(クラスアクション)」
(2/25)
この和解に関して、社団法人日本書籍出版協会のサイトに資料がありましたので、ご紹介しておきます。
→ 日本書籍出版協会ホームページ
このサイトの「新着情報」のところに、下のタイトルで2つのPDFファイルがリンクされており、上のほうが、会員の出版社に対して出した本件和解に関しての説明の文章(PDF 日本語)で、下のほうが、国際出版連合(IPA)の本件和解に関する報告書(PDF 日本語)になっているようです。
【出版社各位】Googleとアメリカ作家組合・出版協会会員社との和解について【重要】
【出版社各位】Googleと米国著作者・出版社との和解についてのIPA報告書【重要】
先日、紹介した和解専用サイトのわかりにくい訳文よりも、こちらのほうが内容の把握のためには、わかりやすいと思います。
なお、昨日あたりの報道で、日本文芸家協会が、和解に参加する作家らの請求を代行する旨の報道がありましたが、同協会のサイトには発表がされていませんでした。
【追記】(5/4)
ITmediaなどが、このGoogleのブック検索の和解案について、アメリカの司法省が独占禁止法違反の可能性があるとして調査を開始した旨を報じていますね。
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