住民訴訟判決とガラス工芸展
今日(7/17)は、午前中に、顧問をさせていただいている会社で朝一番からの会議があり、その後、事務所にも寄れないまま、昼過ぎの新幹線で東京地裁での裁判に向かいました。
実は、私も代理人の1人となっている事件の判決が1時15分から大阪高裁であったのですが、上のような予定だったので、判決言い渡しには出席せず。
一般的に言って、民事裁判では、ほとんどの場合、判決期日は、当事者の予定とは無関係に裁判所が期日を決めますので、弁護士が判決に立ち会わないことのほうが多いです。普通は当日なり、数日中に裁判所に判決書を取りに行くことができますし、特に早く結果が知りたい場合は、事務員さんに判決を聴きに行ってもらったり、判決の後で、裁判所に電話で問い合わせたり、ということになります。
ただ、今日の判決の場合は、結果を知ったのは、帰りの新幹線の中でした。というのも、携帯で見た時事通信のニュースに出ていたからです。
この事件は、南河内清掃施設組合(大阪府)発注のごみ焼却炉工事の談合事件に関して、住民が日立造船に同組合への損害賠償を求めた住民訴訟の控訴審判決です。結論は、約7億860万円の支払いを命じた一審判決を支持して、日立造船側の控訴を棄却しました。
1審判決の時の当ブログ記事はこれ。
→ 「南河内ごみ焼却炉談合事件住民訴訟の判決」(07/9/14)
さて、東京地裁の裁判が終わってから、銀座で「渡邊明展-ガラス・光色めく-」に立ち寄ってきました。渡邊明氏は、京都在住のガラス工芸作家で、同氏は小学校から高校まで同級生でした。
銀座の和光でやっているというので(最初、和光と聞いたときは、埼玉県でやっているのかと思いましたが)、地下鉄から銀座4丁目の交差点を上がったら、和光のビルは工事中で焦りつつ、何とか近くの和光並木館(5階)にたどりつくことができ、ご本人ともお話することができました。
芸術作品の感想を文章にする才能はありませんが、いつものことながら、切子(きりこ)による光の輝きは、見ている者の心まで澄みわたるような感動を覚えます。23日までやっているそうなので(20,21は休業)、お近くの方にはお奨めします。入場無料。
これまで和光など入ったことなかったですが、私には全く似合わない場所ではありました(苦笑)。
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