ネット銀行口座不正引き出し急増(全銀協)
昨日の時事通信が、「預金不正引き出しが急増=ネット取引の悪用で-全銀協調査」という見出しで、インターネットバンキングを悪用した預金の不正引き出しが急増していることが、全国銀行協会の調査で分かった、としています。
それで、全銀協のサイトを見てみると、8/23付で、「盗難通帳による払出し件数・金額等に関するアンケート結果等について 」という発表がなされていました。
これは、全国銀行協会の正会員・準会員(182行)を対象として、平成19年6月末時点における「盗難通帳による払出し件数・金額等」、「偽造キャッシュカードによる預金等引出し」、「盗難キャッシュカードによる預金等引出し」、「インターネット・バンキングによる預金等不正引出し」に関するアンケートを実施し、その結果を取りまとめて公表したものです。
これを見ると、盗難キャッシュカードや偽造キャッシュカードによる不正引出しは減少しているものの、インターネット・バンキングによる預金等不正引出しが急増してきている結果となっています。
公表件数をそのまま載せると
(単位:件、 百万円)
時 期 件数 金額
平成17年4月~6月 2 1
平成17年7月~9月 13 12
平成17年10月~12月 16 13
平成18年1月~3月 8 4
平成18年4月~6月 4 12
平成18年7月~9月 15 13
平成18年10月~12月 17 14
平成19年1月~3月 30 18
平成19年4月~6月 41 58
どのような方法で、ネットバンク口座からの不正引出しが行われたのかについては発表されていないのですが、(模倣犯を誘発しないようにしないといけませんけども)方法の概要および急増の原因も知りたいところです。
« 名古屋地下鉄談合刑事事件の求刑まとめ | トップページ | ミツバチのエサは、人工甘味料入り??? »
「ニュース」カテゴリの記事
- 「クレベリン」(大幸薬品)措置命令まとめ(2022.05.05)
- 「弁護士法72条違反で」とは(2021.10.18)
- メルカリなどフリマへの出品と違法行為(2021.10.13)
- 「消費者法ニュース」7月号・消費者法白書(2021.08.02)
- 新型コロナワクチンの副反応メモ(モデルナ)(2021.07.30)
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「食べログ」東京地裁判決と公取委実態調査報告書(2022.06.16)
- スシロー「おとり広告」で措置命令(景表法)(2022.06.09)
- 「ピークパフォーマンス」(野上麻理著)のご紹介(2022.02.27)
- 「弁護士法72条違反で」とは(2021.10.18)
- メルカリなどフリマへの出品と違法行為(2021.10.13)
コメント