緑資源機構の林道談合と松岡農水相の自殺etc.
このブログでは、独禁法、談合事件について何やかや取り上げてるので、その内、緑資源機構の事件もちょっとまとめてみようかと思ってたら、何だかエライことになってきましたね。
松岡農水大臣の自殺に続いて、今日も、元理事の自殺が報じられています。
しかも、日経BPネットの立花隆氏の「メディア ソシオ-ポリティックス」の昨日付『謎の自殺遂げた松岡農水相 阿部内閣が抱える「闇」の正体』によれば、10日ほど前に、松岡氏と関係のある熊本の地元有力者が自殺をしているとのこと。この立花氏の記事は興味深いですね。
他の報道などからすると、この有力者は、熊本県阿蘇市で損害保険代理店を経営する62歳の男性で、松岡農水相とは同級生。松岡農水相の地元秘書的な人物だったらしく、また、今年初めの阿蘇市議選に立候補したが落選したようです。
いずれにせよ、この3人の自殺が偶然とは思えず、単なる談合事件ではなくなってきたようですね。
どういう展開になるのか、あるいは、関係者の自殺ということで、うやむやに終わらせるのか、注目したい事件です。
(蛇足ですが)死者にむち打つことについては配慮も必要かもしれないが、それにしても、テレビのインタビューでの石原東京都知事のコメントはいけない。都知事の職にあるものが、公共に流れることがわかっていて、政治家の自殺を「サムライ」と美化するのはまずい。今後もこの事件で、そういう「サムライ」が増えたらどう責任をとるのか。もうちょっと考えて欲しい。
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