また、北海道警察の捜査情報流出
北海道警察稚内署刑事課の男性巡査長の私用パソコン(公務利用の承認は受けていたが、無断で持ち帰っていたらしい)が、ウイルスに感染していたため、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じ、約560人分の個人情報を含む捜査情報がインターネット上に流出したようです(19日発表)。
流出した個人情報は地元の暴力団組員やその家族、知人の氏名、住所、犯歴など。報道によれば、北海道警では現在、私用パソコンを含めウィニーの使用を禁止しているとのこと。
【参考】北海道警察江別署巡査の捜査情報流出事件での
北海道に対する損害賠償請求事件の判決について
札幌地裁 17.4.28.(被告北海道に慰謝料40万円)
札幌高裁 17.11.11.(原告逆転敗訴)
最高裁 18.10.19.(上告棄却)
ということで、警察側の管理責任などは認められない結果
となっていますが。
今度の稚内署の事件で、暴力団組員らから賠償請求され
たら、北海道はどのように対応するのか、何だか複雑な問
題が出てきそうな気もしますね。暴力団の不当な要求には
毅然と対応してほしいが、こんなことでは腰砕けにならない
か心配ですね。
« 公取委 大忙しですね | トップページ | 消費者契約法9条1号の合憲判決(最高裁) »
「ニュース」カテゴリの記事
- 「クレベリン」(大幸薬品)措置命令まとめ(2022.05.05)
- 「弁護士法72条違反で」とは(2021.10.18)
- メルカリなどフリマへの出品と違法行為(2021.10.13)
- 「消費者法ニュース」7月号・消費者法白書(2021.08.02)
- 新型コロナワクチンの副反応メモ(モデルナ)(2021.07.30)
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「食べログ」東京地裁判決と公取委実態調査報告書(2022.06.16)
- スシロー「おとり広告」で措置命令(景表法)(2022.06.09)
- 「ピークパフォーマンス」(野上麻理著)のご紹介(2022.02.27)
- 「弁護士法72条違反で」とは(2021.10.18)
- メルカリなどフリマへの出品と違法行為(2021.10.13)
「法律」カテゴリの記事
- 「食べログ」東京地裁判決と公取委実態調査報告書(2022.06.16)
- ドライヤーの広告に関する差止訴訟(ダイソンvsパナソニック)(2022.06.12)
- スシロー「おとり広告」で措置命令(景表法)(2022.06.09)
- 台風被害によるマラソン大会の中止と参加費の返金(2022.05.13)
- 「クレベリン」(大幸薬品)措置命令まとめ(2022.05.05)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: また、北海道警察の捜査情報流出 :
» ウィニー流出事件続出!情報漏洩を防ぐ!個人情報保護法について [ウィニー流出事件続出!情報漏洩を防ぐ!個人情報保護法について]
個人情報の保護に関する法律 コンプライアンスとは、自分と自分の家族を守るためにある。ウィニーから学ぶ!情報漏洩を防ぐ方法と知識は必須です。 [続きを読む]
コメント