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2019年7月 9日 (火)

三越伊勢丹のクレジットカードの宣伝の不当表示

 昨日(7/8)は、消費者庁景品表示法違反の不当表示に対する措置命令を2件出しています。

  1件は、かなりローカルな事案ですが、株式会社サンプラザ(大阪府羽曳野市)に対して、同社が運営するスーパーにおいて販売するパンにつき、チラシで「菓子パン・食パン 全品 メーカー希望小売価格より3割引」などとうたっていたが、実際にはメーカー希望価格はなかったというものです。不当な二重価格表示の事例ですね。


 もう1つは、大手百貨店「三越伊勢丹」のグループ会社のクレジットカードである会社株式会社エムアイカード(東京都新宿区)のホームページの宣伝で、「エムアイカードプラスゴールド」を利用すると「8%ポイントがたまる」などと表示していたけれども、実際には条件が限られていたというものです。

 今回は、優良誤認有利誤認の両方が問題とされていて、

 優良誤認としては、例えば、3,000円未満の商品の購入などの代金決済に利用した場合、利用額の1%のポイントしか付与されないなど、8%のポイントが付与されない場合があった、というもので(打消し表示についての指摘もされています。)、

 有利誤認としては、「期間:2018年6月30日(土)まで」及び「ご入会特典 ゴールドカードの新規ご入会で 三越伊勢丹グループ百貨店でのご利用で初年度8%ポイントが貯まります。」と表示するなどして、あたかも、期限までに新規にカードの契約を締結した場合に限り、特典の適用を受けることができるかのように表示していましたが、実際には、継続して、特典の適用を受けることができるものであった、というものです。

 この措置命令と併せて、消費者庁は、「百貨店等提携クレジットカードに係る役務のポイント還元率の広告表示に係る留意点について」(PDF)を公表しています。短いので、内容をそのまま貼り付けておきます。

1 百貨店等提携クレジットカードに係る広告表示について
 百貨店等提携クレジットカードに係る役務については、各種広告媒体において、提携百貨店等での利用時に高還元率のポイントが付与されることを強調している広告表示が多く見受けられる。
しかしながら、当該高還元率のポイント付与については、一定の例外条件が存在することが一般的であり、具体的な内容は、事業者ごとに区々であるものの、例えば、以下のような例外条件が存在する場合がある。
 ・一定額未満の商品については、ポイント還元率が低い。
 ・食料品、レストラン・喫茶については、ポイント還元率が低い。
 ・ボーナス1回払いとした場合には、ポイント還元率が低い。
 ・セール品については、ポイントは付与されない。
 ・1回当たりの利用額が一定額未満の場合は、ポイントは付与されない。
 ・一部のブランド品、福袋等の特定の商品については、ポイントは付与されない。

2 事業者における留意点
 提携百貨店等での利用時に高還元率のポイントが付与されることを訴求する広告表示を行う場合において、ポイント付与に係る重要な例外条件があるにもかかわらず、当該例外条件の内容を明瞭に表示しないときには、一般消費者の適正な選択を歪めるおそれがある。高還元率を訴求する表示を行う際には、当該表示に近接した箇所に当該例外条件の内容を明瞭に記載するなど、消費者が確実に認識できるようにする必要がある。

3 消費者の皆様へ
 クレジットカードに係る役務について、提携百貨店等での利用時に付与されるポイントの高還元率を強調する広告表示に接した際には、例外条件の有無やその内容について、よく確認するようにしましょう。
 また、不明なことがある場合は、入会の申込み前に事業者に問い合わせるようにしましょう。

 

 

 

 


 

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