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2019年3月 7日 (木)

おせち料理の「歳末特別価格」(消費者庁)

 昨日(3/6)、消費者庁は、株式会社ライフサポート(大阪市西区)が販売するおせち料理の広告表示が、景品表示法に違反する不当表示(有利誤認)に該当するとして、措置命令を行っています。   

 → 消費者庁公表資料(PDF)

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 これは、ライフサポートが自社webサイトおよび「Yahoo!ショッピング」上の自社webサイトにおいて、おせち料理商品7種について、例えば、「数量限定 歳末特別価格! 年末のおせちお急ぎください!なくなり次第終了! 通常価格28,800円(税別) ↓ ↓ ↓ 残りわずか!! 今なら!!8,000円お値引き 歳末特別価格20,800円 税別」と記載するなどして、あたかも「通常価格」と称する価額は、ライフサポートにおいて本件商品について通常販売している価格であり、「歳末特別価格」と称する実際の販売価格が当該通常販売している価格に比して安いかのように表示していましたが、実際には、「通常価格」と称する価額は、ライフサポートにおいて本件商品について最近相当期間にわたって販売された実績のないものであった、というものです。
 ※右画像は、消費者庁資料より

 いわゆる不当な二重価格表示の事案です。だいたい、おせち料理ですので、「歳末特別価格!」というのがおかしいですよね。普通、歳末以外に通常価格で売ってるおせち料理ってありません。二重価格表示の運用については、以下の消費者庁ガイドライン5頁以下をごらんください。

 → 「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」 (PDF)

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 おせち料理のネット上の不当表示事案というと、2011年正月に話題になった「スカスカおせち」事件が思い出されます。
 グルーポンのwebサイトで宣伝していたバードカフェ(株式会社外食文化研究所)のおせち料理が実際に届けられた商品が宣伝と全く違う食材だったり、重箱の中がスカスカだったりなどと、2010年末に実際に届けられた人が続々と写真をweb掲示板にアップしたりして炎上した事件ですので、ご記憶の方も多いと思います。
 この「スカスカおせち」事件でも、消費者庁から不当表示として措置命令が出されたのですが、この措置命令が対象としたのは、話題となった商品の中身の問題(優良誤認)だけではなく、今回のライフサポートと同じく、不当な二重価格表示(有利誤認)も含まれています。    
この事案については、当ブログでも何回か書いてますので、次にリンクをしておきます。

 → 「グルーポンのおせち事件」 (2011/1/3)

 → 「グルーポンのおせち事件の続報」 (2011/1/30)

 → 「バードカフェおせち事件に関する措置命令及び要請(景品表示法・消費者庁)」
                            (2011/2/22)

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