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2016年4月の記事

2016年4月13日 (水)

「発信者情報開示請求の手引」(電子商取引問題研究会)

 大阪の弁護士有志をメンバーとする電子商取引問題研究会が、このほど、「発信者情報開示請求の手引―インターネット上の名誉毀損・誹謗中傷等対策」(電子商取引問題研究会)を民事法研究会から出版しました。

 なお、電子商取引問題研究会には、私も所属していますが、この本については全く書いておりません。また、関係者ではありますが、もらってません(笑)

 先日、Amazonの書評コメント(レビュー)への投稿が名誉毀損にあたるとして、日本法人のアマゾンジャパンに対して発信者情報開示請求を行った訴訟で、アマゾンのサイト運営がアマゾンジャパンであることを同社が認めたため、東京地裁がアマゾンジャパンに発信者情報の開示を命じる判決を行ったことが報じられました。

 プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示請求の一例ですが、こういった請求は現在はかなり多数行われています。そして、これに関する裁判例や請求の書式も、今回の書籍では広く紹介しており、参考になるものと思われます。

 出版の中心人物のひとり、壇俊光弁護士がご自分のサイトで紹介されているので、そちらもご覧下さい。

 → 壇弁護士の事務室   
    「【出版】 発信者情報開示請求の手引─インターネット上の名誉毀損・誹謗中傷等対策」

2016年4月 9日 (土)

「個人情報保護法の知識〈第3版〉」(岡村久道著・日経文庫)

 岡村久道弁護士の「個人情報保護法の知識」(日経文庫) の第3版が出ました。

 この本の初版は、個人情報保護法の全面施行の直前の2005年2年に出版されたもので、当時から、一般向けの個人情報保護法の基本的な解説書として定評がありました。

 今回は、個人情報保護法の大改正に合わせて第3版が出されたものですので、当然ながら、内容的には一新されています。岡村久道弁護士は国立情報学研究所客員教授でもあり、個人情報保護法に関しては有数の専門家であることはいうまでもありませんが、日経文庫の一冊ですので、近著の「番号利用法――マイナンバー制度の実務のような専門家向けの書籍ではなく、従前の版の本書と同様、仕事などの関係で個人情報を扱うなど、個人情報保護法を理解しておくべき一般的な人が、個人情報保護法の全体像や今回の改正点を把握するのに最適な本かと思います。

 本書は、最初に、個人情報保護法が制定される経緯や今回大改正されるに至った事情から丁寧に説き起こされており、その後に個人情報保護法の中身、特に同法第4章の民間事業者の責務の部分を中心に解説がされています。

 専門家でない人は、個人情報保護法が、「個人情報」「個人データ」「保有個人データ」の定義を分けており、それぞれについて義務等の規定を置いているということを認識されていないことも多いのですが、本書は、それぞれに関する義務について章分けを行う形で記載されている点も理解しやすくなっているのではないか、と思います。また、今回の大改正の目玉であり、しかし理解しにくい「匿名加工情報」についても章を立てて、かなり詳しく書かれています。そして、最後に、個人情報保護法に関して企業が行うべき企業対応がまとめられている点も、事業者にとって参考になるものと思います。

 これだけの内容が本文で文庫版約250ページに収められていて、かつ、代価1080円(税込)という設定は素晴らしいと思います。

2016年4月 3日 (日)

「刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典」(下村忠利弁護士)

 今日は天気は良くはないですが、花見シーズン真っ盛りですね。大阪周辺でも各地の花見の名所は朝から賑わっているようです。
 エープリルフールには特にネタもなく書きませんでしたので、今回が年度初めの記事になります。


 さて、こんな本が4月11日付で出るようです(一部書店には既に置いてあるようですけども。)。まだ読んでいないのですが、売れ行きの出だしは良いように聞いています。私も購入予定です。

 刑事弁護人として経験豊富な大阪の下村忠利弁護士が書かれていますので、内容的には信頼できると思います。

「刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典」(現代人文社)

 「弁護士経験40年の中で知った隠語や業界用語1300以上を集めてその使用例や意味を解説する。 」とのことですので、タイトルに「刑事弁護人のための」とはありますが、一般の民事事件などでも、当事者や関係者に暴力団関係の人がいたりして、その人の話を聞いたり、交渉したり、その人の書いた文章を読んだりということは、珍しくはありませんので、民事など他の分野の弁護士業務でも役立つだろうと思います。民事事件で、刑事記録中の調書などを読まないといけないこともありますしね。

 また、マスコミ関係など、裏表を含めた社会事象を取材する人はもちろんのこと、裁判傍聴マニアの皆さんには必携でしょうし、その他の一般人でも話のネタ的に面白く読めるように思います。なお、ヤクザの新人研修用に売ったらどうですか、と言ったら、書店の人から、代金回収に懸念がある、と返されました。

 上のリンクはAmazonですが、「刑事弁護人のために」とあっても一般書店でも扱っているのではないでしょうか。東京や大阪ならば、裁判所や弁護士会館などにある書店に行かれたほうが確実かもしれませんね(笑)

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