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2016年1月 8日 (金)

ブログ「あたーにーあっとろー」完結(winny金子博士と壇弁護士)

 昨年末、壇俊光弁護士のブログ「あたーにーあっとろー」が完結しました。

 壇弁護士は、以前から、「壇弁護士の事務室」というブログを続けていますが、この「あたーにーあっとろー」は、それとは別で、壇弁護士によれば、「winny制作者金子勇氏こと博士の素顔があまりにも面白いので、弁護人である私の目から、事件を振り返ってつれづれなるままに書きつづってみる、壇弁護士の事務室のスピンアウトブログです。」とのことです。

 → 「あたーにーあっとろー」(壇俊光弁護士)

 winny事件について、ここでは詳細は省きますが、要するに、ゲームなどの違法コピーを容易にしたとして著作権法違反のほう助罪に問われた金子勇東大助手の刑事裁判で、1審は有罪、控訴審で逆転無罪の後、最高裁(上告審)で、2011年(平成23年)12月19日、上告が棄却され無罪が確定した事件です。2004年の金子氏の逮捕から、7年以上の事件です。壇弁護士は、この事件の弁護団の中心でした。
 しかし、残念なことに、この無罪確定の後2013年7月、金子氏は42歳の若さで急死します。

 このブログは、事件の性質上、かなり技術的にも、法律的にも、かなりマニアックな内容となってはいますが、天才プログラマー金子氏と壇弁護士との交流が、単に刑事被告人と弁護人との関係という以上に大変面白く書かれています。
 また、ブログが始まったのは、刑事事件の真っただ中であり、その後、途中休止期間がありましたが、金子氏の死去の後、壇弁護士は執筆を継続されており、その前後の壇弁護士の心境もうかがわれるものとなっています。

 口の悪いのを自覚しておられる壇弁護士は、最近、知人の新生児を抱いては写真を拡散するなど、好感度化のイメージ戦略にやっきになっておられますが、このブログも彼の一面をとらえることができるものといえるでしょう。

 最後に、このブログの「あとがき」を引用しておきます。
 これだけ書いたら、なんかおごってくれるであろう心優しい壇弁護士です。

「あとがき」(2015年12月19日「あたーにーあっとろー」より)

「この話を書き始めた2006年は、Winnyのネットワークを利用した情報漏えい系のウイルスが流行っていた時期でした。

当時、博士こと金子さんに対するメディアの扱いは酷く、まるで、マッドサイエンチストのような扱いでした。

しかし、実際の金子さんは、悪しき意図とは無縁の、純朴で、世間知らずな人物でした。

私の目の前にいる金子さんをみんなに知ってもらいたい。

本当は、被告人にそんな感情移入するのは、刑事弁護のプロフェッショナルとしては、冷静さを欠いて失格かもしれません。

でも、金子さんといると、そんなことがどうでも良いと思えてきたのです。

そういう想いからアターニアットローを書き始めたのですが、文章力ないわ、遅筆だわ、仕事忙しいわで、そんなこんなしている間に、事件が終わってしまって、金子さんの人生まで終わってしまって、当初の目的はどこにいったのやら状態になりました。

Winny事件の最高裁決定がでて、金子さんの無罪が確定した日から、今日でちょうど4年です。

Winny事件は、最高裁の裁判例集や判例六法に載ったりしましたが、Winny事件を知ってはいるけども金子さんを知らないという学生も出てきているようです。

私が、ちんたらしていた間に、Winnyは、昔話になりつつあるようです。

この物語が、金子さんという人を知り、また、思い出す切っ掛けになれば幸いです。」

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