公取委の農協立入検査と日弁連研修叢書(平成24年度版)
報道によれば、本日、公正取引委員会は、山形県の農業協同組合が農家から受け取るコメの販売手数料について価格カルテルを結んでいたという独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、同県庄内地域の5農協に立入検査に入った、とのことです。
組合員である農家のために存在すべき農協が、販売手数料の価格維持のためのカルテルをしていたとすれば、本末転倒であるといわなければいけませんね。
この立入検査などの調査を踏まえて事件の結論が出るのは、もう少し先になるでしょうけれども。
さて、毎年、日本弁護士連合会が各地でやっている弁護士向けの夏期研修の昨年度版が出ました。
「日弁連研修叢書 現代法律実務の諸問題[平成24年度研修版]」 第一法規
いろんな分野にわたっての数多い研修の講演録なのですが、私も昨年夏に岡山市で夏期研修の講師を務めましたので、中に一つ掲載されています。
見直したら、ちょっとタイトルが変なことに後で気づいたのですが、要するに下請法全般についての話です。
もし、よろしければご覧ください(本は高いですけどね。)。また、各種法律関係の講師のお仕事もお待ちしております m(_ _)m
今年は、秋にかけて、いくつか書いたものが発行されていく予定ですので(共著ものばかりですが)、宣伝くさくなるかもしれませんが、ご了承ください。