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2012年3月25日 (日)

「Google社に対する差止仮処分決定」と「ゲームアイテムに関する訴訟の和解」の報道

 インターネットに関する裁判がらみのニュースも増えてきましたが、今日も(もちろん日曜なので今日の裁判ではありませんが)、Twitterfacebookで、興味深い裁判の話題に接しました。

 1つは、毎日新聞の報道による3月19日付の東京地裁の仮処分決定とのことで、米Google社に対して、Google検索の「サジェスト機能」に関して、日本の男性がプライバシーを侵害されたとして、表示の差止の仮処分を求めていたのに対して、認容決定がを出されたというもの。

 インターネットでグーグル検索をするときに検索キーワードを入れると、予測の検索語が表示されるように現在はなっていますが、これが「サジェスト機能」です。たとえば「川村哲二」と検索窓に入力すると、その下に「川村哲二」とか「弁護士 川村哲二」とか出てきます。いろんな言葉でやると結構とんでもないのが出てきて面白いのですが、今回の事件の男性の名前を入れると、犯罪行為を連想させる単語が表示され、そこをクリックして検索すると、男性を中傷するサイトの検索結果が出るとのことです。

 これについて、東京地裁が差止の仮処分を認めたと言うことで、それ自体、極めて注目されるものですが、報道によれば、どうやら米Google社は、この決定に従わないとしたようで、国境のないネットの世界での紛争の難しさが現れたという意味でも今後の経緯が注目されます(ただし、既に男性に関する表示は出ないようになっているとの話もありますが詳細は不明です。)。

【追記】(3/25)

 NHKニュースがネットに出ています(そのうち消えると思いますが)。
 鈴木正朝教授のお顔もコメントとともに出ています。

 → NHKサイト


 もうひとつは、岡村久道弁護士が先程tweetされていた神戸新聞(昨日付)の記事ですが、これは、オンラインゲームのアイテムに関する裁判の和解の話題です。記事中に岡村弁護士のコメントが出ています。

 事案の詳細は省きますが、オンラインゲームでIDとパスワードを無断で公開された兵庫県の男性が、これにより、武器などの希少アイテムを失ったとして、愛知県の少年に計約350万円の損害賠償を求めていたというものです。記事によれば、神戸地裁において、少年側が原告に慰謝料など70万円を支払うことで和解が成立していた、とのことです。

 当ブログでも、オンラインゲームの問題については、何度か触れたと思いますが、今年に入って一気にいろんなところで問題が取り上げられており、特に、いわゆる「ガチャ」など、アイテムを巡る問題が中心になっているといってもいいと思います。この問題は、こういったゲーム内でのアイテムをネット外で金銭と交換する市場(RMT=リアル・マネー・トレード)ができていることから、一層問題となります。なお、ゲーム運営会社側は、RMTは禁止行為としています。

 この神戸地裁の裁判でも、原告の損害を算定するにあたっては、アイテムの経済的価値を考えないといけませんが、これが微妙に難しいことになりますね。

 ネットゲーム業界も先日、大手6社が「ソーシャルゲームの利用環境向上等に関する連絡協議会」を設置するとの発表をしました。
 → グリーのプレスリリース

 この問題は、まだまだこれから大きく動いていくような感じがします。4月1日に発行される雑誌「消費者情報」4月号にも、ゲーム間連の記事が掲載される予定と聞いています。発行されれば、またご紹介したいと思います。

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