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2012年1月31日 (火)

番組転送事件・ほっかほっか亭事件・ワイヤーハーネス談合・甘味料談合の4題

 今日は、裁判(判決)や独占禁止法の関係の比較的大きなニュースがいくつか流れていますね。

 裁判関連では、当ブログでも何度か書きましたテレビ番組転送サービスの一連の著作権事件で、最高裁が差戻しの判決を行っていた「まねきTV事件」「ロクラクⅡ事件」の2つの裁判について、本日、知的財産高裁は、被告業者側にサービスの差止めと損害賠償の支払いを命ずる判決を言い渡しています。最高裁が差し戻した時点でほぼ予想された結論ですが、最高裁の判断に対しては批判も多いところです。

 裁判関連のもうひとつは、大手の弁当チェーン「ほっかほっか亭」のフランチャイズ契約を不当に打ち切られたとして、現在「ほっともっと」を展開するプレナスが新チェーン立ち上げ費用などの損害賠償を求めていた裁判の判決が本日、東京地裁であり、契約の打ち切りは違法だとして、5億円の損害賠償をほっかほっか亭総本部に対して命じています。
 契約を打ち切りをめぐる紛争は結構多くて、私も某有名事件に関与したことがありますし、大企業ではありませんが、現在進行中の紛争事件もやっていますので、とても関心があります。おそらく控訴されることになると思いますが、今後も注目です。

 独占禁止法関連では、先日、多額の課徴金の支払を公正取引委員会から命じられたということで、当ブログでも書きました事件(1月20日付記事)のアメリカでのニュースです。
 アメリカの司法省は30日、矢崎総業デンソーが、自動車部品ワイヤーハーネスなどの価格カルテルで有罪を認めて、総額5億4800万ドル(約420億円)の罰金を支払うことになったと発表しました。これは日本の課徴金に相当するものです。これに加えて、矢崎総業の当時の現地法人の日本人幹部4人も1年3カ月から2年の禁錮刑を受け入れることを認めたとのことです。前にも書きましたが、この事件では古河電工が既に同様の司法取引を行っています(前の記事で当初「2億円」と書いていましたが、「2億ドル」の誤記でした。失礼しました。)。 アメリカでは、こういった行為で結構、刑事犯罪として担当社員や役員が刑務所に入る結果となることも多いようで、あまり詳しく報道されませんが、日本の大企業でも珍しくはない話です。

 もうひとつ国内の独占禁止法関連ですが、本日、公正取引委員会は、清涼飲料などに使われる異性化液糖に関する価格カルテルの疑いで、日本食品化工、群栄化学工業、昭和産業、加藤化学、日本コーンスターチなど計10社の本社や業界団体など、30数ヶ所を立ち入り検査したと報じられています。

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