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2011年11月30日 (水)

安愚楽牧場に対する景品表示法違反の措置命令(消費者庁)

 本日、株式会社安愚楽牧場(栃木県那須郡那須町)に対し、消費者庁は、「黒毛和種牛売買・飼養委託契約」に基づく役務の取引に係る表示について、景品表示法4条1項1号(優良誤認)違反に該当するとして、措置命令を行っています。

 安愚楽牧場に関しては、民事再生手続の段階で、当ブログでも「安愚楽牧場への出資者向け説明会(9/7・大阪弁護士会)」(8/29)で触れましたが、その後、破産手続に移行しています(破産開始決定はまだです。)。

 消費者庁景品表示法違反の疑いで調査を進めていることは、10月に報道されていましたので、今回、その結論を出したということになります。

 → 消費者庁サイト報道発表資料(PDF)

 措置命令の対象となった違反事実は(詳しくは上記の消費者庁資料をご覧ください)、雑誌広告において、安愚楽牧場と契約を締結すれば、オーナーは契約期間を通じて繁殖牛の所有者となる旨を表示していたところ、遅くとも平成19年3月頃以降、各事業年度末において、安愚楽牧場が飼養する繁殖牛の全頭数は、オーナーの持分及び共有持分を合計した数値に比して過少であり(比率:55.9パーセント~69.5パーセント。)、このため、安愚楽牧場は、オーナーを管理するシステム上、繁殖牛を割り当てることができないオーナーに対し、雌の子牛、雌の肥育牛その他の牛を割り当てていた、というものです。

 つまり、契約すると繁殖牛の所有者になるという消費者向け表示がなされていたが、実際には、繁殖牛の数は足りず、一部の消費者に対しては、繁殖牛以外の牛を割り当てていたという不当表示(優良誤認)が問題とされたわけですね。

 今回の措置命令では、消費者庁は、安愚楽牧場に対して、上記表示が、不当表示(優良誤認)で、景品表示法に違反するものである旨を、一般消費者へ周知徹底することを命じていますが、もはや命令が意味をなさないことは明かですね。

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