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2011年2月11日 (金)

著作権法違反での逮捕事案2つ(漫画配信とゲーム機貸与)

 2月に入って、著作権法違反での逮捕事案がいくつか報道されています。そのうち、2つについてご紹介しておきます。

 ひとつが、漫画本を権利者に無断でネット上で配信していた秋田県の学生(18歳)が著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で警視庁が逮捕したというもの。

 この学生は「ぬらりひょんの孫」(集英社)などの漫画本のデータをオンラインストレージ「MEGAUPLOAD」に無断でアップロードしたうえで、自分のアフィリエイト・ブログにリンクさせていたとされています。漫画を無料で読めるようにしてブログに人を集めて、アフィリエイトによる広告収入を目的にしたのですね。
 この検挙のきっかけは、(社)ソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、昨年10月頃に警視庁の捜査員がサイバーパトロールで発見したことのようです。
 → ACCS「「MEGAUPLOAD」で漫画を違法配信、男子学生を逮捕」

 もうひとつの事件は、兵庫県警が、ホテル経営会社役員(23歳)を逮捕したというもので、神戸市内のホテルで、リストに記載されたゲームソフトを客がフロントに注文すると、従業員がゲーム機やゲームソフトを客室に持参していたようです。
 こちらは「上映権」の侵害の容疑ですね。著作権法22条の2には、「著作者は、その著作物を公に上映する権利を専有する。」と定められています。枝番号になっていることからわかるように、比較的最近追加された規定です。映画の上映に限らず、本件のようにゲームをテレビ画面に映し出す行為も上映に該当します。そして、権利者に無断で公に上映することは著作権侵害になるのです。
 ACCSによれば、同様の事案として、平成14年に愛知県豊川市内のホテルの経営会社と役員が書類送検されたことがあるようです。ただ、こちらは、書類送検ということなので逮捕はされていないのでしょうね。
 → ACCS「ホテル客室でゲームを無断上映、ホテルの役員男性を逮捕」
 今回の神戸の事案では、逮捕までの必要性があるのか、という点は気になります。詳しい事情が判らないので、何とも言えませんけども、何か特別の事情があったのでなければ、逮捕までするような事件ではないように思えます。

 冒頭の事件でも、未成年の学生が深く考えずにやったであろう程度の行為であっても、営利目的で悪質ということなのか逮捕という結果になっています。両事件とも、逮捕することが適当かどうかについて疑問がなくはないのですが、現実に逮捕にまで至っているのですから、決して甘く考えてはいけないのですね。やはり、逮捕されるとマスコミ報道される可能性も高くなりますし、逮捕ということのみで本人や関係者にとって大きな影響があることは間違いありません。

 このように今のネット社会、デジタル社会では、誰しもが著作権の侵害者になる可能性があります。著作権の侵害については、中学、高校の時代から教えておく必要があると思います。

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