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2010年12月 1日 (水)

コンタクトレンズの販売価格を表示しないようにさせた行為に対する排除措置命令(独禁法・拘束条件付取引)

 今日は、当ブログの興味範囲の事件などがいくつかあるのですが、なかなか暇もないため、ぼちぼちと書いていきます。

 まずは、昨日、優越的地位の濫用に関するガイドラインについて書きましたが、引き続き独占禁止法関連で、公正取引委員会による排除措置命令事案です。使い捨てタイプのコンタクトレンズについて最大手の製造販売業者が、小売業者に対し販売価格を表示させないようにしていたというものです。

 本日、公正取引委員会は、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(東京都千代田区)に対し、独占禁止法の不公正な取引方法(拘束条件付取引)に該当する行為を行っていたとして、排除措置命令を出しました。なお、拘束条件付取引は、現在の不公正な取引方法の一般指定12項ですが、改正前は13項です。

 → 公取委サイト 報道発表資料(PDF)

 安売り販売を禁止すると、再販売価格維持行為として独禁法違反になるので、取引先小売業者に対して、広告に販売価格を表示させないようにさせて、安売りが広まらないようにしていたものですね。

【違反行為の概要】

  1.  ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、取引先小売業者との取引に当たり、ワンデーアキュビュー90枚パックの販売及びワンデーアキュビューモイスト90枚パックの販売に関し、それぞれ、当該製品の販売開始以降,当該取引先小売業者に対し、広告において販売価格の表示を行わないようにさせていた。
  2.  J&Jは、DDプランと称する販売促進策の対象事業者として同社が選定した取引先小売業者との取引に当たり、ワンデーアキュビューモイスト30枚パックの販売に関し、遅くとも平成21年12月以降,当該取引先小売業者に対し、ダイレクトメールを除く広告において販売価格の表示を行わないようにさせていた。

【排除措置命令の概要】

  1.  J&Jは、前記2の行為を行っていない旨を確認すること及び今後当該行為と同様の行為を行わない旨を、取締役会において決議しなければならない。
  2.  J&Jは,前記に基づいて採った措置を、自社の一日使い捨てタイプの視力補正用コンタクトレンズの小売業者に通知するとともに、一般消費者に周知し、自社の従業員に周知徹底しなければならない。
  3.  J&Jは、今後、自社の一日使い捨てタイプの視力補正用コンタクトレンズの販売に関し、前記行為と同様の行為を行ってはならない。
  4.  J&Jは、今後、次の事項を行うために必要な措置を講じなければならない。
    ア 自社の一日使い捨てタイプの視力補正用コンタクトレンズの販売
     活動に関する独占禁止法の遵守についての行動指針の作成
    イ 自社の一日使い捨てタイプの視力補正用コンタクトレンズの販売
     活動に関する独占禁止法の遵守についての、自社の一日使い捨てタ
     イプの視力補正用コンタクトレンズの営業担当者に対する定期的な
     研修及び法務担当者による定期的な監査

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