フォト

weathernews

ツイッターでつぶやく

無料ブログはココログ

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月の記事

2010年8月31日 (火)

ドラッグストアのポイント表示に対する警告(景品表示法)

 消費者庁が設置されて、景品表示法の所管が、それまでの公正取引委員会から消費者庁に移り、また、法律の性格も、独占禁止法(競争法)の特例法から消費者保護法へと変わってきました。
 しかし残念ながら、移管後の状況を見る限り、今までのところは以前のほうが良かったと言わざるを得ません。これについては、また書くとして・・・・

 8月26日に、消費者庁が久しぶりに景品表示法違反のおそれがあるとして、業者(ドラッグストア)に対し警告を出しました。

 → 消費者庁サイト「株式会社ザグザグに対する警告について」(PDF)

 これは、ドラッグストアチェーン「ザグザグ」を経営する(株)ザグザグ(岡山市中区)が、商品販売の際に付与するポイントに係る表示について、景品表示法4条1項2号(有利誤認)に違反するおそれのある表示行為を行ったものとして、警告が出されたものです。

 本件は、公正取引委員会による調査の結果を踏まえて消費者庁が警告を行う初めての事案である、とのことです。

【警告の概要】
 ザグザグは、平成12年8月ころ以降、店内に掲示したポップ、新聞折り込みチラシ等において、同社が購入者に対して付与するポイントについて、「105円で1ポイント換算 通常3倍 土日6倍」等と表示していた。
 しかし、実際には、通常販売している商品については、105円の販売に対して、平日は3ポイント、土曜日及び日曜日は6ポイントを付与しており、105円の販売に対して1ポイントを付与しているものではなく、「通常3倍」、「土日6倍」の表示は、実態のない「105円で1ポイント換算」を基準とするものであった。
 本件表示は、商品の取引条件について、一般消費者に、実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると誤認される表示である疑いがあり、景品表示法4条1項2号に違反するおそれのあるものであると認められた。

2010年8月30日 (月)

アグネスチャンと薬事法

 8月も終わりかと言うのに暑い日が続きますね。気象情報を見たら、大阪の今週の気温は最高37度、最低28度というのが連日並んでいます。最高はともかくも、最低が毎日28度というのは大変です。私の自宅は奈良ですので、最低気温は大阪より低く、まだ助かります。

 さて、アグネスチャンの所属事務所が運営している商品サイトに、薬事法などに抵触する可能性のある表示があることについて、オカルト批判で有名な大槻義彦教授がブログ「大槻義彦のページ」で指摘したということが、最近ネット上で流れている話題です(薬事法だけの問題ではないようですが)。指摘されたアグネス側は問題の文章を削除したうえで弁明しています(→ アグネス公式サイト 「『チャンズ』の商品削除に関して」)。
 このアグネスチャン大槻教授のやりとりについては、ネットのあちこちに出ていますので、興味のある人は見てもらうことにしますが、当ブログでは、ずいぶん以前から、広告責任に関連して、HPやブログ、特にアフィリエイトサイトなどでの薬事法違反の危険性を書いてきました。
 → 「米「広告ガイドライン」改訂と「隠された広告」」(09/10/18)
 → 「アフィリエイトとドロップシッピング」(07/2/12)

 アグネスチャンは、私のブログをよく読んでいなかったのですね(笑)皆さんもお気を付け下さい。

2010年8月28日 (土)

EX予約の専用androidアプリ(BooXpress)見つけた。

 この4月に、スマートフォンのXPERIAを買って使っています。不便な点として、このブログにも書きましたが、新幹線のEX(エクスプレス)予約が難しいということがあります。JRのサイトを普通にブラウザで閲覧・操作することも不可能ではないのですが、画面が小さいこともあって、ログイン、予約などの操作がかなり困難です。
 EX予約のメリットは、料金割引もありますが、それ以上に、直前でも携帯から列車の変更ができるところが便利です。列車を予約していても仕事の都合などで遅れそうな時に予約変更ができるのは本当に便利です。また、仕事の終了時間がはっきりせず、帰りの時間が事前に決められない場合には、遅い目の時間で予約を確保して、早く仕事が終わったら早い便に変更するという使い方をできます。
 これまでのiモードであれば、携帯専用サイトからこれが簡単にできたんですが、androidのスマートフォンに換えてからこれが不自由になりました(なお、iPhoneの場合の使い勝手は判りません。)。

 これまでにもandroidの無料アプリとして、EX予約の専用ソフトもあるにはあったのですが、動作がかなり不安定で、イライラしながら操作して、最後の最後で予約できないまま終了してしまうなどということもしょっちゅうでした。
 実は、昨日も広島市内での講演の帰りの新幹線の切符を買おうとして、予約操作を何度やっても失敗し、結局、仕方なく駅の窓口で買いました。当然ながらEX予約の料金割引やポイントはなしです。そのためいささか気分を悪くして新幹線に乗り、EX予約用のアプリが新しく出ていないか、検索してみました。

 ありました。
 BooXpress
 というアプリです。さっそく使ってみると、これまでのブラウザやアプリの利用とは比べられないほど、安定的に操作できます。ちょっとページが進む際に時間がかかるのがストレスではありますが、動作安定のための仕様のようで、これは仕方ないところですかね。これで、少しストレスが解消されそうです。

2010年8月24日 (火)

ホメオパシー療法に関する日本学術会議談話

 読書を再開し(笑)、左サイドバーの本リストも一挙に3冊増えました(2冊は漫画ですが)。「ハイドゥナン」全4巻を読了することができました。読み応えのある素晴らしい作品でした。

 さて、本日(8/24)、日本学術会議「『ホメオパシー』についての会長談話」を公式サイトで発表しています。

 → 日本学術会議サイト
 → 「『ホメオパシー』についての会長談話(PDF)

 この会長談話によれば、「ホメオパシー」はドイツ人の医師ハーネマン(1755~1843)が始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉があらゆる病気を治療できると称するもので、まだ民間医療や伝統医療しかなかった時代に欧米各国において「副作用がない治療法」として広がったもの、ということです。

 この「ホメオパシー」については、この療法を信奉する人が近代医学による治療を受けずに重症化し死亡する例が続き問題になっています。朝日新聞は、この問題について危険性を訴える報道に力を入れているようで、担当記者もブログに連載記事を掲載しています。

 → ホメオパシーを巡る問題(その1)
    「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」
 (その4まで掲載中)

 中には、助産師がビタミンKの投与をせず「ホメオパシー」のレメディを投与したため、ビタミンK欠乏性出血症にもとづく急性硬膜下血腫を発症した新生児が死亡したとして、山口地裁に親が助産師に対して損害賠償訴訟を起こした例も報じられています。
 この問題に関しては、日本周産期・新生児医学会も8月5日に緊急声明を出して、新生児へのビタミンK 投与による頭蓋内出血の予防効果には強い科学的根拠があり、全ての新生児に提供されるべき医療であるということを公式に表明しています。
 → 日本周産期・新生児医学会 緊急声明(PDF)

 冒頭の日本学術会議の会長談話では、

「・・・最近の日本ではこれまでほとんど表に出ることがなかったホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり、ホメオパシー施療者養成学校までができています。このことに対しては強い戸惑いを感じざるを得ません。
 その理由は『科学の無視』です。レメディーとは、植物、動物組織、鉱物などを水で100倍希釈して振盪(しんとう)する作業を10数回から30回程度繰り返して作った水を、砂糖玉に浸み込ませたものです。希釈操作を30回繰り返した場合、もともと存在した物質の濃度は10の60乗倍希釈されることになります。こんな極端な希釈を行えば、水の中に元の物質が含まれないことは誰もが理解できることです。『ただの水』ですから『副作用がない』ことはもちろんですが、治療効果もあるはずがありません。
 物質が存在しないのに治療効果があると称することの矛盾に対しては、『水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているため』と説明しています。当然ながらこの主張には科学的な根拠がなく、荒唐無稽としか言いようがありません。」

として、科学的根拠が全くないことを言明しています。そして、最後にこのように注意を呼び掛けています。

「最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います。」

【追記】(8/25)

 この問題について警鐘を鳴らしておられた物理学者の菊地誠阪大教授が書いておられるSYNODOSブログの記事は大変詳しく問題の状況を紹介されています。
 → ホメオパシーをめぐって(1)
 → ホメオパシーをめぐって(2)
 → ホメオパシーをめぐって(3)

 私がこの問題を知ったのは、菊地教授がツイッター上で問題点を強く訴えておられたことからでした。

【追記】(8/25)

 今朝の朝日新聞朝刊で、結構大きく扱われてますね。

【追記】(8/25)

 本日の記者会見で、日本医師会と日本医学会は、上記の学術会議の会長談話の内容に全面的に賛成することを表明しました。

2010年8月19日 (木)

第1回インターネット消費者取引研究会(消費者庁)

 昨日(8/18)、消費者庁において、第1回インターネット消費者取引研究会が開催されました。この研究会は、インターネットを活用した消費者取引について、消費者の視点に立ち、事業者や行政の取組の在り方を整理するとともに、越境取引に係るグローバルな取組との連携について議論するなど、総合的な検討を実施する、とされており、① インターネット取引に係る消費者問題の現状と課題の整理、② 消費者の安全・安心の確保のための事業者、行政、消費者の取組のあり方、③ グローバルな視点を踏まえた国際的なトラブルの解決のあり方とそのための環境整備、を検討課題としています。

 → 消費者庁サイト 第1回インターネット消費者取引研究会

 構成メンバーは、以下の通り。

  岡村久道  弁護士・国立情報学研究所客員教授
  河村真紀子 主婦連合会 事務局次長
  岸  通  社団法人消費者関連専門家会議 常任理事
  岸原孝昌  一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム 常務理事
  桑子博行  電気通信サービス向上推進協議会 会長代理
  齋藤雅弘  弁護士
  沢田登志子 一般社団法人ECネットワーク 理事
  島貫和久  三菱UFJ ニコス株式会社 執行役員
  関 聡司  楽天株式会社 執行役員 広報渉外室室長
  長田三紀  特定非営利活動法人東京都地域婦人団体連盟 事務局次長
  野原佐和子 株式会社イプシ・マーケティング研究所 代表取締役社長
  別所直哉  ヤフー株式会社 CCO 法務本部長
  町村泰貴  北海道大学大学院法学研究科教授

 直接知っている方も何名かおられるようなので、今後の討議内容が楽しみです。

 第1回の内容について、傍聴された江口修治氏がブログ『PCとネットの雑記帳 [HIDEHARU's blog 2]』に2回に渡って傍聴記を書かれています。

 また、上記研究会メンバーの内、町村教授ブログ『Matimulog』に、沢田登志子さんもECネットワークのブログに、それぞれ報告を書かれていますので、ご参照下さい。

電子タバコからニコチンが検出された(国民生活センター)

 電子タバコという商品が最近注目を集めていますが、これは、他者への副流煙による影響が少ないとともに、ニコチンが含まれていないなど、本人の健康にも良いとされるからですね。ところが、この電子タバコについて、昨日(8/18)、国民生活センターが以下のような報告をしています。

 → 国民生活センター 「電子タバコの安全性を考える」
 → 同 報告書本文(PDF)

  これは同センターが、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に309件の電子タバコに関する相談が寄せられているため、カートリッジにニコチンが含まれていないか、事業者がカートリッジ内の成分と安全性をどのように確認しているのか等を調査し、消費者に情報提供することとしたものです。対象銘柄は、国内で販売されている25銘柄45種類と参考として個人輸入品2銘柄2種類。

 カートリッジの液体を調べると、国内で販売されている25銘柄45味中、11銘柄15味でニコチンが検出されたが、国内で販売されているほぼ全ての銘柄でニコチンを含まない旨の表示がみられているということです。このようにニコチンが検出されたものがあったにもかかわらず、回答があった全ての事業者は、ニコチンは含有していないとの回答をしたとのことです。

 国民生活センターの消費者へのアドバイスは、

○ 電子タバコの安全性は根拠不十分と考えられるので安易な使用は避ける。
○ 禁煙,減煙の効果を期待して継続的に使用することは避ける。
○ 未成年者が安易に使用しないよう保護者等が十分に注意する。
○ 国外ではニコチンが含まれる電子タバコが販売されており、購入・使用・譲渡に
 は注意する。

 そして、事業者への要望としては、

○ カートリッジからニコチンが検出されたことから品質管理の徹底を要望する。
○ PSEマークにつき電気用品安全法に抵触する恐れがあり商品改善を要望する。
○ 未成年者が安易に使用しないよう販売規制等の対策を要望する。
○ 成分を吸入した場合の安全性を検証し明らかにすることを要望する。

 また、この結果に基づき、消費者庁は厚生労働省に対して、「電子タバコ」に関する薬事法の適用についての同省の考え方に関する資料を速やかに消費者庁に提出するよう協力を求める依頼を行っています。

 → 消費者庁 報道発表資料(PDF)

【追記】(12/28)
 上記の協力依頼に対する厚生労働省からの資料等の提出が12月9日付でなされたということです。
 → 「電子タバコからニコチン検出の続報(消費者庁)」(12/28)

2010年8月15日 (日)

拘置所での医療問題と「牢屋でやせるダイエット」(中島らも著)

 結局、お盆3日間とも事務所に出て仕事をしておりました。自宅の自治会の仕事などもあって、バタバタとしています。

 さて、ツイッターも登録して1年以上経過しました。ツイッター登録者もこの1年で大変増えましたし、いろいろな場所で普通にツイッターが語られるようになりましたね。

 そのツイッターの私のTL(タイムライン)上では、昨晩、拘置所内での被疑者、被告人の医療問題が一つの話題になっていました。逮捕されて留置場や拘置所に入れられた人たちの中には、当然、病気を持った人もおり、普段から医薬品を使用している人もたくさんいます。もちろん、相当の高齢者もいます。また、例えば、不眠症の人は、そのような状態ではますます不眠が進むのは当然です。こういった人たちが、必要な治療や投薬が受けられていない事態が問題とされていたのです。

 私自身は刑事事件を専門としているわけではないので、こういった問題に直面することは必ずしも多くはないのですが、大きな問題であることには違いありません。もちろん、刑務所の受刑者についても同じ問題が考えられますが、刑罰を受けている受刑者とは異なり、まだ無罪推定を受けるべき立場の被疑者、被告人の健康に関するものですから、より大きな問題といえます。

 このツイッターでの皆さんの意見を見ていて、ふと思い出したのが、亡くなった中島らもさんの書かれた「牢屋でやせるダイエット」です。亡くなる1年ほどまえ、クスリの関係で逮捕されて拘置所を経験した中島らもさんが、その経験を彼らしい筆致で大変面白く(?)書いています。今は文庫版も出ているようですね。

 この本の中で、彼自身が精神安定剤や睡眠薬が必要となった場面などについて書いています。もちろんエンターテイメント作品ですので、正確な資料というわけにはいきませんが、そういった場所での実情の一端をみることができます。笑って読みながらも、少しこういった問題を考えていただくのもいいかもしれません。なお、この事件では私の事務所が刑事弁護を担当したのですが、弁護人に関する記述には若干誤解がある部分もありますが、故人に文句を言っても仕方ないので、ひとまず良いことにしましょう(苦笑)。

 

2010年8月13日 (金)

携帯音楽プレーヤー「iPod nano(第1世代)」のバッテリー過熱事故

 お盆ですね。私自身はあまり関係なく仕事してます。

 さて、今日(8/13)のニュースで、今朝、東急電鉄田園都市線を走行中の電車内で、携帯音楽プレーヤーの「iPod」(米アップル社製)から煙が出るという騒ぎがあったということです。幸い大したことはなかったようですが、社内に焦げ臭いにおいが立ち込めたようですね。

 現時点での報道では、この「iPod」の型式などは不明のようなので、以下の問題と直接の関係があるかどうかはわからないのですが、「iPod nano」という商品(第1世代)については、充電中に製品本体が焼損し、使用者が軽傷を負うなどの事故が多数発生しています。

 経済産業省によれば、重大製品事故6件を含む61件の製品事故が報告されているとのことです。
 → 経済産業省サイト 報道発表

 この問題については、7月28日付で、経済産業省が、消費生活用製品安全法に基づいて、アップルジャパン(株)に対して報告の徴収を行っており、同社の報告を経て、8月6日に同社に対して、今後の消費者に対する注意喚起及び再発防止の徹底について指示を行っています。詳細については上記リンク先の各資料をご覧下さい。この指示内容からすれば、アップルジャパン社の自社サイトに情報を出しておかねばならないのですが、あまり判りやすい場所ではありませんですね。
 → アップルサポート
 
「iPod nano (1st generation):バッテリーが過熱する特殊な事例について」

 ここでは、「ごくまれなケースとして 2005 年 9 月から 2006 年 12 月の間に販売された初代 iPod nano バッテリーが過熱を起こし、使用できなくなったり変形したりしていることを確認しました。」とされていますね。バッテリーの交換に応じるようです。この第1世代の商品をお持ちと思われる方は、このアップルのサイトで確認してみて下さい。

 なお、この問題については、消費者庁も、消費者安全法に基づいて、同様の調査、指示を行っています。
 → 消費者庁サイト 消費者事故情報

 なお、経済産業省消費者庁からの「消費者への注意喚起」は、次のようなものです。

「アップルジャパン株式会社が輸入した携帯型音楽プレーヤー iPod nano(第一世代)をお持ちの方は、機器の過熱にご注意ください。バッテリーが実際に過熱したり、バッテリーについて不安をお持ちの方は、アップルサポートに連絡し、バッテリー等の交換手続きを行ってください。」

2010年8月 6日 (金)

『3D映画による体調不良』(国民生活センター)

 8月になりましたが、全国的に毎日猛暑が続きますね。お元気でお過ごしでしょうか。

 さて、「アバター」以来、今年は3D映画が話題になり、家庭用のテレビも商品化されるようになりました。

 この3D映画について、本日、国民生活センター「3D映画による体調不良」という報道発表をしています。最近では私も「アバター」(3D方式違いを2回)、「アリス イン ワンダーランド」を見ていますが、私自身は特に体調不良になったということはありませんでした。
 ただ、確かに3Dメガネは邪魔ですし、小さな子供に見せる必要はないと思いますね。

 → 国民生活センター報道発表資料「3D映画による体調不良」

 これによれば、「3D映画を観て気分が悪くなったという相談が消費者トラブルメール箱PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられ始めた」、「映像の視聴による眼精疲労や不快感、頭痛などの体調不良は、業界や研究者の間では映像酔いなどとして知られており」、「原理上、3Dが2Dよりも映像酔いを起こしやすいおそれもあると言われている。」とのことで、今回、消費者への周知を目的に注意喚起を行うとしています。

 紹介されている相談事例は、「3D映画を観て激しい頭痛に悩まされた。」、「中学1年生の娘が乗り物酔いのようになった。自分も眼精疲労と頭痛が起こった。」、「目の奥が痛み、物が二重に見え、数日続いた。友人と話していたら、特に字幕版を観た人に異常が出るようだとの話が出た。」というようなものです。

 体調不良を訴える相談事例は今のところ劇場映画に限られている、とのことですが、このような体調不良を起こすおそれがあることについてはほとんど周知されていない、ことが問題点として挙げられています。

 そして、消費者へのアドバイスは、以下の3点。

  1. 体調不良を起こすおそれがあることを知っておこう
     3D映像は体質によって、またその日の体調等によっても変調を感じる場合がある。劇場用映画を観る場合は、そういうことがあると知った上で、自分の状態を判断する。
  2. 体調不良を感じたら視聴を中止する
     もし、途中で体調不良を感じたらすぐに視聴をやめた方がよい。また、観ている最中は気がつかなくても、後でふらつきや眼精疲労を感じることがあるので、鑑賞後はしばらくの間は自動車の運転をしない方がよい。
  3. 子どもは保護者がしっかり配慮する

     子どもに劇場用映画を観せるかどうかは親の判断となる。眼鏡が顔に合わない状態などは適当ではないので、あまり小さいうちは避け、子どもの成長や状態で判断する。また、映画館から持ち帰った眼鏡で遊んだりさせないようにする。
     今後家庭へも3D機器が入ってくると思われるが、子どもにテレビを見せたりゲームをさせる際と同等の、基本的な注意を守るべきである。具体的には、目の機能が完成し眼鏡をきちんとかけることのできる年齢・状態で、部屋を明るくして長時間見続けない、姿勢を崩さない、様子を良く見て疲れた場合は視聴を中止する、など大人が十分配慮する。

 さらに、映画産業団体連合会に対して、以下の要望がなされています。
「劇場用映画の場合は特に、画面や音の大きさ、照明の暗さなどにより、臨場感や映像効果をより強く感じる代わりに、体調不良を起こすおそれが高くなると考えられる。映画館ではできるだけ消費者がチケットを購入する前に、3D映画は体質、体調により合わない場合があるという情報を知らせ、上映前には、途中で体調の不良を感じた場合の対処方法を注意喚起するなどしてほしい。」

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »