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2010年3月 1日 (月)

悪質ドロップシッピング業者に対する業務停止命令(東京都)

 前にも書きましたように、大阪の弁護士有志の弁護団の活動で、特定商取引法に基づいて、ドロップシッピング業者に対して支払った資金の返還を求める集団訴訟を提起しています。現在は、ウインドという業者とオフィス・ピー(テトラシステム)という業者に対して、それぞれ訴訟をしており、ウインドに対する訴訟についての第1回期日については当ブログにおいて先日ご報告しました。
 → 「DS集団訴訟第1回弁論期日だったので」(1/27)

 もう一件は、テトラシステムという名前で事業を行っているオフィス・ピー社に対するもので、今年、7名の原告で提訴し、こちらは、第1回期日が3月23日となっています。まだ、被告会社からは答弁書の提出は(私の知る限り)ありません。

 さて、本日、この訴訟の被告となった2社以外のドロップシッピング業者に対して、東京都が、特定商取引法に基づいて9か月の業務停止を命じる処分を出したことが公表されています。この業者は既に東京都の立入調査に対して拒否をしたことから昨年、社名等の公表が行われている「ネット」(千代田区外神田)と「バイオインターナショナル」(豊島区西池袋)です。どちらの業者も私たちも以前から注目していた業者です。

 東京都の公表では、「誰でも簡単に高収入が得られると誘って高額な契約をさせるドロップシッピングサービス事業者2社に全国で初めて業務停止命令(9か月)」として、「本日、東京都は、「儲かる」、「月○○万円稼げる」などと広告し、自社と契約すればネットショップでの受注の連絡などの簡単な仕事で月収数十万円が確実に得られるなどと消費者に告げて、高額なドロップシッピングサービス契約を締結させた事業者2社について、特定商取引法51条に規定する「業務提供誘引販売取引」を行う事業者に該当すると認定し、同法第57条に基づき、業務の一部を9か月間停止すべきことを命じました。」とされています。また、ドロップシッピングサービス事業者に対して特定商取引法による処分を行うのは全国で初めてとしています。
 停止が命じられた業務は、以下のもの。
 (1) 業務提供誘引販売取引に係る契約の締結について勧誘すること
 (2) 業務提供誘引販売取引に係る契約の申込みを受けること
 (3) 業務提供誘引販売取引に係る契約を締結すること

 なお、東京都の公表資料については、以下のリンク先に、今回の業務停止命令の内容とともに、具体的な相談事例などの資料も掲載されていますので、参考になるかと思います。
 → 東京都報道発表資料

 このような業者の商法については、特定商取引法上の業務提供誘引販売取引(これについての基本的な説明は今回は省略します。)に該当するかどうかが一つのポイントだったのですが、今回、東京都は以下のように認定しています。

『当該2社が勧誘し提供しているドロップシッピング運営システムについては、事業者がネットショップのホームページ開設、広告の掲載、検索効果の向上対策、商品の発送等の業務を分担する一方で、消費者に対し、そのネットショップに寄せられる注文の受付、連絡、入金確認等の業務を提供しており、事業者と消費者とが一体となってインターネット通信販売事業を運営しているものと認められる。消費者に対し、業務を提供し、これに従事すれば利益が得られると勧誘し、その者とドロップシッピング運営に係る契約を締結して対価を得る事業を行っていることから、特定商取引法第51条に規定する業務提供誘引販売取引に該当するものと認められる。』

 基本的に、我々の弁護団が主張しているところと同様に業務提供誘引販売であることを認定しており、今回の東京都の処分は心強い限りです。

 なお、町村泰貴北大教授のブログ(matimulog)でも、この件について触れられています。

【追記】(4/10)

 4月9日に、株式会社ウインドに対して、消費者庁から6ヶ月の一部業務停止命令が出されました。やはり業務提供誘引取引であるとしたうえで、特定商取引法違反行為があったという認定です。
 → 「悪質ドロップシッピング業者ウインドに対する業務停止命令など
    (消費者庁)」
(4/10)

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コメント

はじめまして・・私は誰に相談したらよいのかと絶望しながら何気に検索したら、こちらのサイトに辿り着きました。テトラシステムという名前で事業を行っているオフィス・ピー社が最近オープンした“ショップひろば”というところに出店しようとしておりました。以前、ショップを開く人を懸命に集めていた様子で私のところにも電話が何度もかかってきました。あまりの熱心さに根負けし口頭で出店を約束しました。直ぐに契約書が送られてきまして、必要書類に書き込みし送り返さなくてはいけなかったんですが何故か返信しずのまま分割でお金を支払いし始めましたが、途中、何度か中止して払ったお金を返金してもらおうと申しましたが、払った分は返せないという事で進むしかないと誘導するんです。全額入金し終えないと勿論ショップはオープンできませんので、都合の付く程度のお金を地道に払ってきておりましたが、突然、担当の人と連絡はママならなくなり、今まで繋がっていた電話番号も使われておりませんのアナウンス・・おかしいと思いサイトから電話番号を調べ本日かけてみましたら繋がりはしまいたが、凄く不信感が残りました。担当の方は辞められたとのことで、途中払いですが信頼出来なくなりましたのでやめますので返金をお願いしますと言いますと無理ですと言われ泣き寝入りするしかないようなんです。弁護士のお知り合いもなく親もいません。こんな時はどうしたらいいのかショックでなりません。警察に行った方がいいのでしょうか?

悪質なドロップシッピングですか? これまで信頼してやってきたのにとても残念でなりません。

ショップひろばの加盟店「ビューティー北斗」です。

2~3日前からビューティー北斗のサイトもメールも繋がらなくなっていることに気付き、最初はサーバーのトラブルかと思っていたのですが、いろんなサイトを見ていると、テトラは詐欺だ悪徳業者だと書かれているのが多々みつかり私も騙されていたのかと思いました。電話をかけても繋がらず、メールを入れてもエラーになって帰ってくる。

私が「ビューティー北斗」を始めたのは2年前のことでわずかながら売り上げておりました。売り上げそのものには毛頭高い売り上げなどあるはずもないと思いテトラのサポート担当と連絡をとりあいあの手この手でショップを運営しておりました。テトラのサポート担当の人もネットのデザインではプロでもショップとなると素人くさいところが多々目立ちました。でも人任せでは店は成り立たないと思いブログでの検索エンジンアップ、またときにテトラの事務所に立ち寄りアドバイスを受けたりすることもありました。主にアスカ化粧品の商品を販売して折りましたが、ネットショップでは対面販売とは違い客が一番目を引くのは、ブログとかメルマガではなくまずは値段の安いところに目が行くのが現実のようです。ですからアスカ化粧品直営のネットショップでは毎月1回「アスカデー」とうたって、固定客超安値を出して売るのですから、「ビューティー北斗」がいくらお買い上げいくらで抽選だの景品だの前に出しても客は見向きもしませんでした。

さて今回もしこれが閉鎖であったのなら、すごく憤りを感じます。高額な開業費をだして何の前触れもなく閉鎖してしまうなどとんでもないことです。たとえ売り上げは少ないにしろ営業権を買っているのですからこのまま閉鎖となれば違約金を請求したいですね。

同じような思いをしている加盟店さん他にもいらっしゃるのではないでしょうか?
また店を出さずしてお金だけ持って行かれた方もいらっしゃるようですね。


テトラ常務の伊藤圭太さん表に出て釈明してください。

テトラについて語り合おうという方はいつでも私のブログまでおいでください。
http://maybesmile.blog33.fc2.com/

テトラシステムの返金制度で以前150万支払い、10万の売上保証が12回あり、結局30万円騙し取られました。もう2年くらい経つのですが、
請求はできますでしょうか? 

残念ながら、テトラ(オフィス・ピー)を含めて、我々が被告にした会社は事業を停止、事務所も閉鎖しており、判決はあっても現状は回収困難な状態です。

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