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2010年1月28日 (木)

「著作権とは何か」(福井健策著)も読了

 ちょうど一週間前に書いた記事「『著作権の世紀』(福井健策著)読了」福井健策弁護士の新著をご紹介したものですが、今夜午後10時50分からのNHK教育TV「視点・論点」で福井弁護士が「著作権の時代」のテーマでお話しされるということです。

 上記の本を読んだ後、同じく集英社新書の「著作権とは何か-文化と創造のゆくえ」を読み始め、今朝の電車の中で読み終えました。こちらは、2005年の発行ですので、最近の法改正や裁判例などは当然含まれていません。しかし、著作権制度について、「著作権の世紀」同様に大変わかりやすく書かれています。

 著作権をよく知らない者(弁護士も含む)が著作権法の基本書、体系書を読み出して面食らうのが(少なくとも私は面食らいました。)、「著作権」というのは、「特許権」「商標権」などと同じように一つの権利だと思っていたのが、「(財産権としての)著作権」と「著作者人格権」があり、なんだかその他の言葉として「複製権」「上映権」「演奏権」はては「公衆送信権」?などというようなものが出てきて、「著作隣接権」とは何じゃいな、これらはどういう関係にあるのだ、というようなところかと思います。しかし、著作権法の基本書などではこのような説明は当然の前提のごとく羅列されて解説されており、理解するのはそう簡単ではなく、もう、この最初の段階で挫折しそうになります。

 「著作権とは何か」は200頁ほどの新書ですので、これらの権利について詳しい解説があるものではないのですが、一般の人にも著作権を理解しやすく説明されています。試しに冒頭10頁足らずの「はじめに」を読まれただけでも「眼から鱗」の人も多いのではないでしょうか。著作権と著作物の所有権との区別というのは、当り前の前提ではありながら、結構混乱してしまうものです。

 また、後半の「パロディ」や「著作権保護期間」についても、興味深い具体例がたくさん挙げられていて、一気に読んでしまいました。

 福井弁護士のこの2冊の新書を読んでから、研究者の書かれた著作権法の本を読めば理解はすすむのではないか、と思います。

※ 著者、出版社等から宣伝を頼まれている訳では一切ありませんよ(笑) 

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