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2009年7月 1日 (水)

消費者庁長官と消費者委員会委員長の人事への批判続出

 新設される消費者庁長官消費者委員会委員長の人事報道がなされていますが、消費者団体からはこの人事案を批判する反対意見が多く出されています。

 例えば、河北新報によれば、「新しい消費者行政を創る宮城ネット」が、この選任の再検討を求める要請書を野田消費者行政担当相などに送ったと報じていて、特に、「行列ができる」(?)住田裕子弁護士を起用する案が出ている消費者委員長には、「消費者問題・事件に豊富な見識と経験を有する人を選ぶよう求めている」とのこと。これは、同団体の「消費者庁長官・消費者委員会委員長の人選について」とする意見書なのですが、この意見書では、消費者庁長官や消費者委員会委員長は、消費者問題や消費者事件への対応を経験してきた現場感覚を有する人物でなければならないところ、現在の人選は、明らかにこのような視点を欠いたものと厳しく指摘しています。

 また、適格消費者団体の一つである「京都消費者契約ネットワーク」も、昨日同様の意見書を出したようです。ここも、特に消費者委員会が、消費者庁から独立した第三者機関であって消費者行政全般の監視機能が鍵であり、消費者委員会の委員長、委員の人選が重要であるとしています。そのうえで、人選に際しては、消費者問題に精通し、消費者の立場・目線に立つ人で、自己の見識を貫ける人であることが必要とし、また、委員の出身母体における員数については産業界等に配慮したバランス論は絶対に避けるべきともしています。そして、現在報じられている消費者委員会の人事は、それらの観点からは問題であると指摘しました。

 他にも近畿の消費者団体で組織されている「新しい消費者行政を実現する連絡会」も29日に「消費者問題に積極的に取り組んできた人の中から選ぶこと」を求めている、と朝日が報道していますね。これは「消費者庁長官、消費者委員会委員長の人選の再考を求める」という意見書が出されたもので、ここでも、報道されている人事について「多くの関係者は落胆の意を隠せない状態となっている。」としています。

 今回の長官、委員長の人事は、消費者問題に携わってきた者(団体)には、とても歓迎できない内容ということとなってきています。特に消費者委員会委員長についての反発が大きいようですね。私も全く同感です。候補に挙がっている方には何の恨みもありませんが・・・・

【追記】(7/1)
 また、全国の消費者団体で組織されている「消費者主役の新行政組織実現全国会議」(ユニカねっと)が、本日、「消費者委員会の機能の充実を求める声明」を出していました。ここでも、消費者委員については、「消費者問題に関する経験が豊富で、消費者目線の目を持った人物を選任すること」を求め、かつ、設置法の規定通り、委員の自由な意思に基づく互選により委員長を選任することも求めています。 

【追記】(7/8)
 7月6日付で、全国クレジット・サラ金問題対策協議会(事務局長 木村達也弁護士)からも
(1)参与会の審議はすべて公開し傍聴を認めること
(2)消費者委員については消費者問題に関する経験が豊富で消費者目線の人物を選任すること
(3)消費者委員の選任基準を明確にするとともに、任命理由などについて十分に説明責任を果たすこと
(4)消費者委員長の選任は消費者委員の自由な意思に基づく互選により選任できるよう、住田氏が消費者委員長となることが既定路線であるかのごとき発言については撤回し白紙にもどすこと、を強く求める
という趣旨の意見書が出されたようです。

【追記】(7/16)
 先日(7/8)の秋田弁護士会の会長声明に引き続き、昨日(7/15)、仙台弁護士会も、消費者委員長の選任手続を問題視して、具体的な候補者を選定しているのが事実であれば直ちに撤回し、消費者委員会、参与会の議事を全て公開し,市民や報道機関の傍聴を認めることを政府に求める旨の会長声明を出したようです。
 さっき見たところでは、まだ仙台弁護士会サイトには出てませんでしたが。
 なお、別記事で紹介しました通り、明日午後6時から、「消費者庁・消費者委員会に関するシンポジウム」が開催されます。
 → 「消費者庁・消費者委員会に関するシンポジウム(日弁連)」(7/9)

 その後、本日付で京都弁護士会からも「消費者庁長官及び消費者委員会の人事に関し両組織創設の趣旨の徹底を求める会長声明」が出ました。
 → 京都弁護士会サイト会長声明

【追記】(8/5)
 その後、群馬弁護士会、仙台弁護士会からも同様の会長声明が出ています。

【追記】(8/6)
 
兵庫県弁護士会、横浜弁護士会、札幌弁護士会、佐賀県弁護士会、山口県弁護士会も会長声明が出てるようです。

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コメント

はじめまして。
実は自分はある消費者団体の会員です。
消費者庁とユニカねっとの設立は裏に何が有るか注視しています。「委員の互選」とありますが、これも超危険。名前の挙がっている中で科学的資料を読みこなせる人なんていない。

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