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2009年6月15日 (月)

原材料「ベニズワイガニ」を「ズワイガニ」の不当表示(景表法)

 本日、公正取引委員会は、日本水産株式会社(ニッスイ・東京都千代田区)の調理冷凍食品「ずわいがにコロッケ」に係る表示について、景品表示法4条1項1号(優良誤認)に違反するとして、排除命令を行いました。
 → 公取委サイト報道発表資料(PDF)

 この事案では、ズワイガニとベニズワイガニの違いが問題となっているわけですが、排除命令書を見ると、両者は築地市場などで区別して取引されており、ズワイガニはベニズワイガニに比べて水揚げ量が少なく、高級なものとされていて、ズワイガニのほうが高値で取引されているということのようです。

 なお、本件では、公正取引委員会は、この表示が農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)に違反する疑いがあると考えられるとして、同法所管の農林水産省に情報提供もしているようです。
【追記】
  農林水産省
JAS法に基づく指示を行ったことを発表してました。
   → 農水省サイト プレスリリース

【違反事実の概要】
 日本水産株式会社は、「ずわいがにコロッケ」と称する調理冷凍食品を取引先販売業者である生活協同組合連合会等を通じて一般消費者に販売するに当たり、商品の包装袋の表面及び両側面に「ずわいがにコロッケ」、裏面の「原材料名」として「ずわいがに」と記載することにより、あたかも、当該商品の原材料にズワイガニのかに肉を用いているかのように表示していたが、原材料としてベニズワイガニのかに肉を用いたものであった。

【排除措置の概要】
ア 前記表示は、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると
 示すものである旨を公示すること。
イ 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
ウ 今後、同様の表示を行わないこと。

【追記】(6/16)
 日本水産のサイトに15日付で「公正取引委員会からの排除命令について」(PDF)というのが公表されており、今回の排除命令に至る経緯も書かれていました。
 これによれば、そもそも今年2月に会社側から、この事案について優良誤認のおそれがないかどうかを公正取引委員会に問い合わせたということで、これについて公正取引委員会に説明をするなどした結果、排除命令に至ったようです。自主申告的な案件だったのですね。
 日本水産は、今年5月販売分より商品名を「紅ずわいがにコロッケ」に変更して、誤出荷防止のため、既存商品(約2000万円相当)を全部廃棄したとのことです。

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