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2009年4月 7日 (火)

東京の裁判所は「下級」ではない、という自負?

 当ブログをご覧の方であれば、ご存じの方は多いと思いますが、裁判所WEBサイトのトップページの真ん中くらいに「最近の判例一覧」という表示があって、これをクリックすると、さらに「最高裁判所判例集」「下級裁判所判例集」「知的財産裁判例集」を選んで、最近の裁判例を見ることができます。
 (知的財産が「裁判例」で、最高裁と下級裁判所が「判例」というところもツッコミどころと思うのですが、今回は省略。)

 「最高裁判所判例集」は当然ながら最高裁判所の判決や決定が掲載され、「知的財産裁判例集」知的財産権に関する判決等が掲載されますので、「下級裁判所判例集」はそれら以外のもの、つまり、高等裁判所以下の裁判所の判決等で、知的財産権関連以外のもの、を扱うもので、一般の刑事、民事事件はもちろん、行政事件、労働事件、家事事件なども含みます。

 このうち、「下級裁判所判例集」は、過去3ヶ月以内の判決等が対象で、期間経過後は消えていきます。ところが、現時点での掲載判例を見ると、全く東京高裁東京地裁がありません。

 もちろん、全ての下級裁判例を掲載することは無理だし不要ですから、新しい裁判例として参考になるようなものを選択して掲載することになります。しかし、東京高裁、東京地裁で行われている裁判の数は他の地裁、高裁よりもずっと多いので、単純に事件数割合で掲載しても、東京高裁、東京地裁が大きなシェアを占めるはずです。
 しかも、単に数の面だけではなく、日本の政治経済の中心という面などを考え合わせれば、当然、他の裁判所よりも、重要な裁判例が圧倒的に多く出されています(行政訴訟や労働訴訟、商事訴訟等の点からもそうですね。)。

 ちなみに、「知的財産裁判例集」の掲載判例は、法律上の管轄の関係などから、東京高裁の別働隊である知的財産高裁と東京地裁がほとんどです(たまに大阪地裁)。しかも、こちらは掲載期間は1ヶ月と短いのに、たくさん掲載されています。いくら、知的財産事件が東京に多いからといっても、他の一般の事件のほうが比べものにならないくらい多いのです。

 にもかかわらず、東京高裁、東京地裁のものが3ヶ月にわたって一切掲載されていないという明らかに異常な事態になっています。

 これは、私にはどう考えても、東京高裁や東京地裁は、自分たちを「下級」裁判所とは考えてはいないのだろうと思わざるを得ないのです(「上等裁判所」という分類はどうかな。)。

 蛇足ですが、全体的に他地域の裁判所も含めて掲載数ももう少し増やしてもらえれば、と思っています。

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