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2009年3月29日 (日)

誹謗中傷書込みについての書類送検

 先週金曜(3/27)に、誹謗中傷書込みが殺到したことによるお笑いタレントのブログ炎上事件で、警視庁が6人を書類送検したと報じられています。
 報道によれば、書込み投稿者のうち、警視庁が身元を特定できた18人のうち、刑法上の名誉毀損罪の構成要件に該当すると判断できた4人を名誉毀損罪で書類送検し、投稿が公開されなかったもののタレントに対して危害を加えることを明らかに匂わせていた2人については、脅迫罪として送検したとされています。

 投稿内容としては、6人は、数回にわたって、「殺人事件関係者と思われる人物」「あんた殺人犯、死ねば」などの事実無根の中傷で名誉を棄損したり、「生きる資格ない。パンチくらわす」「お前を狙っているのたくさんいるぜ。死ね」などと脅迫したりする書き込みをした疑いがもたれている、とのこと。なお、産経の報道では、この6人以外に、既に1人が脅迫罪の容疑で書類送検されているとのことで、これを合わせると7人について送検されたことになります。

 安易にネット上の噂などに乗って書込みしたものと思われますが、一般社会では考えられないようなこのような公開の場での発言が、簡単にネットでは行われてしまうのですね。一般社会では、公開の発言をするには、自分も一歩前に出て公開の場にさらされることを意識する必要があるのに対して、ネットの書込みは、結果的には世界中に公表される発言であるのに、自分自身は個室のパソコンや携帯など閉鎖的な世界で行えてしまうというギャップが生み出す現象ですね。

 私自身が最近関与していたケースなんですが、ある公開掲示板に、知人からの噂話を信用して、ある会社の経済的信用に関わるネガティブな投稿をしてしまい、その会社から数百万円の損害賠償請求を求められ、刑事告訴も検討するとされました。
 私は、この投稿者から相談を受けて、会社側と交渉を行ったものです。このケースでは、幸い、外部的に大きな影響を与える前に会社側が対応してくれていたのですが、ひとつ間違えば、会社の経営にも大きな影響を与えたことも懸念されますので、会社側の態度も相当に厳しいものがありました。この事件については、何とか、それなりの賠償金の支払の約束で示談することができたのですが、資力があるわけではない若い投稿者にとっては、高い金額の支払は避けられませんでした。もちろん、会社に対する信用毀損、業務妨害として刑事告訴に至る恐れもあったわけです。

 このような事件は、書き込む側としては、いたって軽い気持ちというか、大した悪意もなく、友人間の雑談感覚で軽率に書き込んでしまうことも多いのですが、一方で、書かれたほうとしては、取り返しのつかない重大な損害が発生してしまう恐れがあるものです。この点からも双方にギャップがあります。このようなギャップを埋めておく必要があるのですが、そのためには、書き込む側(つまり普通の人々)が、安易な書込みの危険性を充分に認識しておくようにしなければならないことになります。

 結局のところ、子供のころから、ネットの怖さ、問題点を家庭や学校などで徹底的に教育することが必要になるのだと思います。

 もっとも、(かなり以前のケースですが)高校生の友人間の会話から、具体的なある金融機関の経営が危ないというデマとして拡大していって、その金融機関で取り付け騒ぎが起こったという有名な事件もありますので、ネット上だけに限らないことかもしれませんね。

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