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2008年12月10日 (水)

コーヒーの炭火焙煎とカシミヤ衣料品についての不当表示排除命令2題(景表法)

 今日は、公正取引委員会から景品表示法に基づく排除命令が2つ出されています。

 ひとつが、炭火焙煎を標ぼうするコーヒーについてのもので、もうひとつが、カシミヤ50%を表示した輸入ストールについてのものです。輸入衣料品についてのカシミヤ表示については、ここのところ、何度も公取委が排除命令を出しています(後記の当ブログ記事を参照)。

その1 → 公取委サイト報道発表資料(PDF)
 本日、公正取引委員会は、株式会社トーホー(神戸市東灘区)、富永貿易株式会社(神戸市中央区)、宮崎県農協果汁株式会社(宮崎県児湯郡川南町)の3社が販売する炭火焙煎を標ぼうするコーヒーに係る表示について、景品表示法4条1項1号(優良誤認)に違反するとして排除命を行っています。

〈違反事実の概要〉
 3社は、炭火焙煎を標ぼうするコーヒーを自ら又は取引先販売業者を通じて一般消費者に販売するに当たり、中元用カタログ又は商品の容器に、あたかも当該商品の原材料として用いられたコーヒー豆は炭火で焙煎したもののみであるかのように示す表示をしていたが、実際には、当該商品の大部分又は過半については、原材料として用いられた炭火で焙煎したコーヒー豆の割合が60パーセント又は70パーセントを下回るものであった。

〈排除措置の概要〉
ア 前記表示は、一般消費者に対し実際のものよりも著しく優良であると
 示すものである旨を公示すること。
イ 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
ウ 今後、同様の表示を行わないこと。

その2 → 公取委サイト報道発表資料(PDF)
 本日、公正取引委員会は、株式会社伊勢丹(東京都新宿区)、株式会社ファイブ・フォックス(東京都渋谷区)が販売する衣料品に係る表示について、景品表示法4条1項1号(優良誤認)に違反するとして、排除命令を行いました。

〈違反事実の概要〉
ア 伊勢丹
 伊勢丹は、インド所在の事業者から輸入したストールを自社の新宿店において一般消費者に販売するに当たり、商品の下げ札に「カシミヤ 50%」と記載することにより、あたかも当該商品の原材料としてカシミヤが50パーセント用いられているかのように表示していたが、実際には、カシミヤは用いられていなかった。

イ ファイブ・フォックス
 ファイブ・フォックスは、中華人民共和国所在の事業者から我が国の事業者を通じて輸入したストールを自社の「コムサイズム」、「コムサストア」、「CCM」、「コムサマーケット」及び「コムサモデルズ」と称する店舗において一般消費者に販売するに当たり、商品の下げ札及び品質表示タッグに「カシミヤ 30%」と記載することにより、あたかも当該商品の原材料としてカシミヤが30パーセント用いられているかのように表示していたが、実際には、カシミヤは用いられていなかった。

〈排除措置の概要〉
ア 前記表示は、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良である
 と示すものである旨を公示すること。
イ 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
ウ 今後,同様の表示を行わないこと。

※ カシミヤの表示に関する当ブログの記事
 → 「中国製カシミヤ製品の不当表示と景品表示法」(07/8/4)
 → 
「使っていないのに『カシミヤ70%』(景表法)」(07/12/26)
 → 
「また、カシミヤ製品の不当表示(景表法)」(08/7/17)

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