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2008年8月23日 (土)

葬儀業者への苦情急増の記事(朝日新聞・国民生活センター)

 今朝早くに身内が亡くなりバタバタしています。告別式が月曜ですが、裁判などの予定は入っておらず助かりました。裁判などの期日延期は可能ですが、依頼者(相手方もですが)に迷惑をかけます。某市役所での法律相談の予定もありましたが、知り合いの弁護士に無事に交替してもらえました。

 さて、また国民生活センターのネタで恐縮なのですが、たまたま、朝日新聞が、葬儀業者への苦情が増えている、という記事を載せています。苦情の内容などについては、朝日の報道を見ていただくことになりますが、私の探した限りでは、国民生活センター自身の公表情報はみつかりませんでした(私の誤解ならばごめんなさい。)。近日公表予定分を、朝日が抜いたのでしょうか? まぁ、そのことは別として、これに関連して、2点ばかり書いておきます。 

 数年前に、実父を亡くしたときにこんなことがありました。
 父は、自宅のあるA市の隣のB市の市立病院で亡くなりました。死亡確認後、病院が葬儀業者のリストを渡してくれ、こちらで選んで連絡するよう言われました。民間の病院の場合は特定の葬儀業者と組んでいる場合も多いらしいですが、市立病院だったためか、リストには近隣の業者が相当数載っていました。その中から、地域では結構大手のB市所在の業者を選んで連絡し、遺体を自宅に運んでもらいました。
 ここからが、問題です。うちとしては、葬儀と斎場は、自宅のあるA市営施設を使う予定でした。それで、上記のB市の葬儀業者にその旨を伝えると、A市の市営施設での葬儀については、自分のところではできないことになっているので、A市の葬儀業者にしてほしい、とのことでした(私が直接聞いたわけではないのですが)。そのため、葬儀は別のA市の葬儀業者に頼みました。
 A市の公的な施設が出入り業者を指定しているのならば問題ですし(たぶん違うと思うのですが)、葬儀業者どうしが自分たちで地域制限をしているのであれば、カルテル(不当な取引制限)=独占禁止法違反の恐れがあります。どうなのでしょうか?

 もうひとつ。
 上の記事で朝日は、葬儀の契約やサービスについての全国の消費生活センターに寄せられた苦情や相談が07年度、過去最高の384件に達して、5年で倍増した、として件数のグラフもつけています。これはこれで間違いではないと思いますが、グラフでわかるように、02年度までの180件程度に対して、特に05年度に急増して342件となり、翌06年度には逆に1割ほど減少して、また07年度に384件となっています。だから、05年度からの直近3年でみれば増加傾向と明確にはいえません(ネットの朝日記事にはありませんでしたが、私の自宅配布の版(本日夕刊)では、見出しが「葬儀業者に苦情急増・5年で倍」となっています。)。
 上に、まだ国民生活センターの公表がない、と書きましたが、実は、06年(平成18年)6月に国民生活センターから、「増加する葬儀サービスのトラブル」という情報が公表されています。
 → 国民生活センターサイト報道発表資料(06/6/22)
 ここには、既に05年度(342件)までの相談件数増加状況が示されていますので、2年前の時点で相当の増加があったことは判明していたものです。となると、現時点での上の朝日の記事の表現はちょっと正確性に欠けるなぁ、という気もします。5年で倍増、と言われれば、直近3年でも相当の増加傾向がある、と考えてしまわないでしょうか。もちろん、葬儀業者への苦情の状況を報じることについて異を唱えている訳ではありませんよ。新聞などメディアの、特に見出しなどの表現はそのまま鵜呑みにしちゃいかん、という具体例かもしれませんね。

 なお、ついでに載せておきますが、公正取引委員会は、平成17年7月、「葬儀サービスの取引実態に関する調査報告書」を公表しています。結構参考になります。
 → 公取委サイト報道発表資料

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コメント

\(*`∧´)/不当表示? 誇大広告?

直葬・家族葬・1日葬・100名までの小さなお葬式などとインターネットHP上で格安葬儀を紹介していますが、100名までのお葬式¥598000のプランを利用しました。プラン内容には、洋型霊柩車の画像が掲載されています。実際は、寝台車。¥498000のプランと違うのは①案内看板②火葬場までの送迎バスだけ。これで¥100000!!私は、寝台車⇒霊柩車へのランクアップ料金も含まれていると思っていましたが・・・電話で苦情を言ったら、「画像が間違って載っていますね。勘違いさせてスミマセン。全てのプラン寝台車です。」と言われてしまいました。HP上に画像載せておいてこのお粗末な対応。呆れてしまいました。

(ノд・。)downwardright 景品表示法に抵触
小さなお葬式の評判や口コミに多数指摘がありますが、本当に酷いですね。ホームページの誘引コピーや記載内容がえげつないです。情報格差の大きい業界なので一般消費者はこれを見て欺かれることでしょう。例えば、一際目立つ日本一、№1。これについて根拠を追及しましたが、納得の得られる証拠の提示はなし。調査したという富士経済(株)は存在せず、(株)富士経済は下記リンクと同じ対応でした。
http://toyop.net/blog-entry-1577.html
また、全国平均費用とは内容が異なる小さなお葬式の葬儀プランと比較して、いかにも安く済むような記述をあちこちに施し優良誤認を誘っています。お葬式のような遺族の悲しみに寄り添うことが必要なサービスを売る会社として、これらの姿勢はいかがなものかと。
パンフレットもひどい…
こちらは事実を隠蔽しようとnoindex(検索表示回避)が入ったページ
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/CategoryCD=9643/Page=5/SortRule=1/ResView=all/#17436012

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