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2008年6月 1日 (日)

日本デジタル家電のテレビ録画視聴サービスの判決(東京地裁)

 28日に出た日本デジタル家電「ロクラクⅡビデオデッキレンタル」と称するサービスについての判決です。この手のサービスの判決も増えてきましたが、それぞれのサービス内容なども微妙に違ってたりしていて整理して理解するのが大変ですね。判決文も長いですし。

 東京地裁判決平成20年5月28日 著作権侵害差止等請求事件
              (最高裁サイト知的財産裁判例集より)

 本件は、被告が製造したハードディスクレコーダーの親機を日本国内の保管場所に設置しておいて、これに対応する子機を海外の利用者に貸与又は譲渡して、親機側が受信・録画したテレビ放送を、子機から視聴できるというサービスです。
 NHKと民法放送局が原告となって、著作権侵害であるとして、日本デジタル家電(浜松市)に損害賠償と差止を求めていた事件です。

 なお、この事件の仮処分事件については、1年前に、このブログで紹介しています。
 → 「テレビ番組ネット転送サービスに対する仮処分認容」(07/3/31)
 → 「番組転送サービス仮処分:続報」(07/4/6)

 判決は、いわゆる「カラオケ法理」を前提としたうえで、本件サービスを成り立たせる重要な意味を有する親機の設置場所を提供して管理支配することで、日本国外の利用者が格段に利用しやすい仕組みを構築しており、この親機の果たす役割からすれば、被告は本件サービスを提供しているものということができ、テレビ番組等の複製行為を管理支配して、それによる利益を得ている、と認定し、(被告は複製行為の主体ではなく、各利用者の私的使用にすぎないとした被告の主張を斥けて)複製行為の主体が被告であるとして、著作権侵害を認めたものです。

【追記】(09/1/27)
 知財高裁で、本日、逆転判決が出ました。
 → 「日本デジタル家電「ロクラクⅡ」事件逆転判決(知財高裁)」

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