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2007年3月28日 (水)

刑事判決の主文後回し

 インターネットの自殺サイトを悪用して3人を殺害したとされ、殺人や死体遺棄などの罪で死刑を求刑された被告人(前に書いたように、記事では「被告」となっています)の判決が大阪地裁で現在言い渡し中のようです。報道によれば、裁判長は主文の言い渡しを後回しにして、事実認定と判決理由を朗読しているとのこと。記事では「厳しい刑が予想される」としています。

 刑事事件では、裁判官は通常、判決の言い渡しの冒頭で主文を読み上げます。判決の主文には、有罪であれば、その被告人に対する刑(懲役や罰金)の内容が書かれています。これを最初に読むというのは、判決書きの記載順序からいえば自然です。

 しかし、死刑を結論とする判決の場合は、裁判所の慣行として、主文は最後に読まれています。これも、別に法律などで決まっているわけではなく、死刑以外の一般の判決と同じく、最初に「被告人を死刑に処する。」と言っても法律上はかまわないのです。最初に「死刑」と言った場合の被告人の動揺を考えての慣行なのでしょうが、ここまで慣行化してしまうと、それを承知している被告人にとっては同じようなものかもしれません。もっとも、主文が後回しになったからといって絶対に死刑だという理屈ではないので、被告人としては一縷の望みにすがれるのかもしれませんが、でももし、主文を後回しにしたのに、結果が死刑ではないなどとなった場合、現状では、逆に問題でしょうね。 

(後記)この原稿を書いているうちに、死刑の言い渡しまで終わったようです。

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