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2007年3月19日 (月)

書面のタイトル(契約書・合意書・協定書・示談書・・・・)

 このブログのタイトルは「覚え書き」で、自分のメモ的な意味を含めてつけていますが、契約書のような書面のタイトルにも、覚書という言葉が使われます。

 法律相談などで、相手との約束を書面にするときに、書面のタイトルはどうするか、と聞かれることがよくあります。「契約書」「合意書」「協定書」「協議書」「示談書」「和解書」などいろいろ思い浮かぶからでしょう。場合によっては、「念書」とか「借用書」などというのもありますね。「金銭消費貸借契約書」とか「不動産売買契約書」と書くと、いかにも正式っぽい感じです。それに、こっちのほうが、タイトルを見ただけで、中身が何について書かれているかわかりやすいという利点もあります。

 このタイトルの付け方には厳密な決まりがあるわけではなく、上のようなタイトルの違いによって中身の効力に影響がある場合はほとんどないと思います。極端に言えば、タイトルがなくったって、中身がきちんとしていれば効力的な問題はありません。ただ、後の管理上の問題もあるので、何かつけておいたほうがいいことは言うまでもありませんが。

 上に挙げた名称でいえば、お互いの合意内容を書く書面であれば、「合意書」というのが広く使いやすいかもしれません。わかりやすくするならば、例えば、「土地使用についての合意書」とか、「借金返済に関する合意書」とかにしておけばいいでしょう。もちろん、これを「契約書」に置き換えても一緒です。

 何か争いがあって相互に譲歩し合って話をまとめたのであれば「和解書」とか「示談書」というのもよく使います。「協定書」という言葉は何だか大層な感じがして、普通の個人間の事案では私は使いませんが、法的に特に違いはないと思います。逆に、「覚書」というのは「契約書」のような正式な感じを出したくないときに私は使います。でも、これも、法的に違いはありません。

 「念書」というと、私の感覚では当事者の片方が書いて相手に差し入れる感じでしょうか。その意味では「差入書」という言葉もありますね。でも、双方で作成する場合にも「念書」が使われています。

 いずれにしても、タイトルをこうしないといけないという法律が一般的にあるわけではありません。重要なのは、タイトルではなく、書面の中身・内容ということになりますね。

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